
2019年8月1日(木)~8月4日(日)の4日間、御殿場市馬術スポーツセンターで『第43回全日本ジュニア障害馬術大会2019』が行われました。
予選が3日までに終わり、最終日には熱い決勝戦が行われました。
ヤング部門では以前一緒に働いていた選手たちが表彰台に上がっており、嬉しく思います!!
映像は日本馬術連盟HPより、Uストリームによるリアルタイム映像を見る事ができますし、また過去の映像も無料で見る事ができます。
https://www.equitation-japan.com/jefmovie1.php
日本の大きな競技会はほぼほぼ見ることができますので、ご覧いただければと思います。
今回は、全日本やオリンピックなどの競技を見るの当たって、障害馬術のルールを解説していきます。
今回の記事を読むことにより、ヨーロッパではサッカー並みの人気スポーツである馬術を理解していただき、オリンピックを楽しんでいただけると思いますので、ぜひ最後まで読んでいただけたらと思います。
障害馬術競技とは ~東京オリンピック2020や全日本馬術選手権大会を楽しむ~
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①障害馬術競技とは
障害馬術競技は、競技場内に設置された様々な形や色の障害物を、決められた順番通りに飛越しゴールを目指すもので、障害物の落下や不従順などのミスなく早くゴールすることが求められます。
障害物の大きさは、オリンピックや世界選手権などのトップレベルの大会では、高さは160㎝、幅(奥行)は200㎝を超えるものもあり、選手の技術と馬の能力に加えて、そのコンビネーションが揃って初めて、迫力と美しさを兼ね備えた走行を魅せることができます!
障害馬術の競技形式は様々ですが、基本的なものは2種類です。
大きく分けると、標準障害(障害物の落下が減点となる)と、スピード&ハンディネス(障害物の落下をタイムに換算する)があります。
標準競技は減点が少ない人馬が上位となりますが、最小減点が複数人馬いる場合には、その中でタイムの早い人馬を優勝するという方法と、ジャンプオフと呼ばれる優勝決定戦を行う方法があります。
スピード&ハンディネスでは、落下による過失をタイムに換算し、実際の走行タイムに加えて過失に対するタイムを加えた(障害落下数×4秒など)総合タイムが早い人馬が上位となります。
また、馬術競技では失権というそれ以上走行を続けてはいけない(厳密にいうと違いますが、失格に近いもの)状況のことで、審判員がそれを告げるベルを鳴らします。
☆障害物の種類や障害競技について☆
②ルールと失権の種類
走行中の過失やそれに対するペナルティは次のようなものがあります。
1. 障害物の落下
1つの障害物に対して、バーが1本でも全て落下しても1カウントです。また、ブロックの障害も同様です。
標準競技:減点4
スピード&ハンディネス:4秒走行タイムに加算
2.不従順(反抗)
障害物の前で馬が止まる(拒止)・横に逃げる(逃避)、障害以外の場所でも騎手の指示に従わないことを言います。
または、コース走行中に巻き乗り(交点ができる円を描く)をした場合も反抗となります。
1回目:減点4
2回目:失権
※ローカルルールだと3回目で失権の場合もあります。
スピード&ハンディネスの場合は減点やタイム加算はありませんが、タイムロスがあるため不利にはなります。標準競技と同様に2回目の不従順は失権となります。
3.反抗の継続
コース走行中、45秒継続して反抗(その場から動かない・立ち上がるなど)したときは失権となります。
4.規定タイム・制限タイムの超過
〇規定タイム超過
標準競技の場合は、コース全長と要求されているスピードによって規定タイムが設定され、4秒経過するごとに1点減点されます。
スピード&ハンディネスでは、規定タイムは存在しませんので規定タイムによるペナルティはありません。
〇制限タイム超過
標準競技では、規定タイムの2倍の秒数が制限タイムであり、それを超過すると失権となります。
スピード&ハンディネスでは、コース全長が600m未満の場合は2分、600m以上の場合は3分と定められており、超過すると失権となります。
5.経路違反
決められた障害物飛越の順番を間違えると失権となります。
※障害物を反対向きから飛越すると危険行為で罰金の場合があります。
6.落馬・人馬転
スタートからゴールまでの間に、落馬や人馬転(騎手が乗った状態で馬が転ぶ)をすると失権となります。
☆障害の飛越方法などがわかります☆
③どんな競技会があるの?
・日本での障害馬術競技のグレード
- 大障害A:障害物の最大高さ160㎝
- 大障害B:障害物の最大高さ150㎝
- 中障害A:障害物の最大高さ140㎝
- 中障害B:障害物の最大高さ130㎝
- 中障害C:障害物の最大高さ120㎝
- 中障害D:障害物の最大高さ110㎝
・2019年全日本競技スケジュール(日本)
- 5月24日~26日 第40回全日本ヤング総合馬術大会2019
- 7月14日~15日 第71回全日本馬場馬術大会2019パートⅡ
- 8月1日~4日 第43回全日本ジュニア障害馬術大会2019
- 8月17日~18日 第36回全日本ジュニア馬場馬術大会2019
- 9月6日~8日 第40回全日本ジュニア総合馬術大会2019
- 9月12日~15日 第71回全日本障害馬術大会2019パートⅡ
- 9月21日~23日 第20回全日本エンデュランス馬術大会2019
- 10月25日~27日 第49回全日本総合馬術大会2019CIC3*
- 11月8日~10日 第71回全日本馬場馬術大会2019パートⅠ
- 11月13日~17日 第71回全日本障害馬術大会2019パートⅠ
全日本馬術大会だけでもこれだけ多くの種類があります。
ちなみに、パートⅠの方がⅡよりも上のクラスの種目があります。
また、分かりやすくざっくりとヤングは大学生以下、ジュニアは高校生以下、チルドレンは中学生以下という年齢別にもクラスが分かれいます。
将来のオリンピック選手たちはこの競技を経て生まれていきます!
8月~11月は日本の馬術競技ピークなので、ぜひ観戦をしていただき東京オリンピック2019の楽しみ方を多くの方が身につけ、日本馬術を盛り上げていけたらと思います!
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
wagian
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