乗り手が馬に指示を送る際に主に使うのは、脚・拳・ウェイトです。
副扶助として音声・鞭・拍車も使います。
とはいえ、
「馬が思うように動いてくれない!」
「うまくコントロールできない・・・」
「もう乗馬のことなんて考えずに寝たーい!!」
と思ったりすることもあると思います!
そこで重要になってくるのが、乗り手の姿勢・バランスです。
乗馬を始めたばかりの方にとって、体のバランスがくずれていると、伝わりやすい指示を送るのが難しくなります。
乗馬を学ぶ時にはまず正しい騎乗姿勢でバランスをとって乗ることがとても大切です。
今回のコンテンツでは初心者の方で「騎乗の基本姿勢」ってなに?と思ったり、少し乗馬に慣れてきたけど上手く合図に馬が応えてくれない!とお悩みの方に向けたものとなっています。
主に次のようなことをお話していきます!
- 正しい騎乗の基本姿勢とは?
- なぜ基本姿勢を守らないといけないのか? ~馬にプレゼントできるメリット~
- やりがちな失敗パターン2選とその解決方法
この記事から正しい騎乗姿勢を知って実践していければ、快適に馬が動いてくれてあなたもあなたの乗った馬も幸せに前向きになれますので、
最後まで読んでいただけたらと思います。
ぜひ、この記事を読んで動きやすいライダーになってもらえるとうれしいぞ!!
学ぶだけでは意味はなく、実践して初めてこの記事の効果があります。
しかも、ネット業界でよく言われていますが、記事・動画を見ても実際に動く人は1~3%で、継続する人はその中でも約10%の確率といわれています。
この記事を読んで実践するだけで100人中3人以内に入れるので、ぜひ実践に移していただきたいです!
①正しい騎乗の基本姿勢とは?
ライダーは、鞍の最も深い部分の真ん中に座り、背筋を伸ばして両方の座骨に均等に体重がのるようにします。
(停止しているときに後ろから見た時に、ライダーの背骨が馬の背骨としっぽを1本の直線上にのるように位置)
また、足の裏どおし・両肩どおし・両方の腰骨どおしを水平に保つことが大切です。
横から見た場合は、ライダーの耳と肩・腰・かかとが垂直に一直線で結ばれるように乗ることが理想です。
ライダーの太ももは鞍にそっと柔らかく接するようにして、脚は真下にぶら下げる様に降ろして鐙に足を乗せます。
自分の脚の重みでライダーのかかとが軽く下がるようにしておくことで、バランスも良くコントロールしやすくなります。
正しい基本姿勢のチェック項目
- ライダーの頭が背骨の真上に位置する
- 耳・肩・腰・かかとを一直線上に
- 左右の肩甲骨が水平になっている
- 肩の力が抜けている
- 腕(肩から肘の部分)が地面に垂直に降りている
- ちゃんと肘がまがっている
- 胸が広がっているか
- 手首をひねっていないか
- 肘・拳・馬の口までが一直線上にあるか
- 左右の座骨に体重が均等にのっているか
- 脚が真下にぶら下げられている
- 膝の力が抜けている
- ふくらはぎが馬体にくっついている
- 足首の力が抜けているか
- 鐙を足の指の付け根(母指球)で踏んでいるか
- かかとが下がっているか
以上のことに注意をしていただければほぼ問題なく基本姿勢に近づくと思います。
乗馬で難しいのは、この姿勢を動く馬の背中の上で保たないといけないことなので、慣れ・経験・トレーニングが必要です。
②なぜ基本姿勢を守らないといけないのか? ~馬にプレゼントできるメリット~
基本姿勢を守ることで、馬にプレゼントできる一番のモノは『コンタクト』です。
馬上でバランスが取れることで、手綱を引っ張らずに馬に乗れむしろ良い手綱の張りが生まれます。
手綱が張れること(コンタクトがとれる)で馬にプレゼントできるメリットは次のようなことがあります。
手綱が張れることで馬にプレゼントできるメリット
- 馬のスピードをコントロールをラクにできるので、馬の負担が減る
- 馬を曲げるのも小さなアクションでできるので、馬のストレス削減
- 馬のバランスを調整しやすくなり、馬は動きやすく怪我のリスクも軽減
主にこの3つですが、まぁまぁ良いメリットがあるなと感じていただいたと思います。
よく言われますが、基本姿勢が整っていて騎座が安定していないと拳が使えないんですね。
ですから、今回のコンテンツの①正しい基本姿勢のチェックリストを何度も確認のために見ていただいて、
良い騎座とコンタクトを手に入れていただきたいと思います。
③騎乗時にやりがちな姿勢の失敗パターン2選とその解決方法
1.踵が上がってしまう
踵が上がることで、鐙に体重が上手く乗らずに鐙がずれる現象が起きてしまいます。要因としては、3つあります。
- 鐙を踏む場所が土踏まずの方になってしまい、踵がさがりにくくなってしまうことです。
- 鞍の膝当ての上に騎手の膝をのせてしまうことで、膝が十分に下に下がらずに踵が下がらない。
- 上体が前傾して膝で鞍を挟んで乗ると、脚は後ろに流れやすくなり、とうぜん踵は上がります。
2.脚の位置が前すぎる
鐙を踏みに行こうと足を前方出して体重をかけてしまったり、
姿勢を良くしようとしすぎて背中をそってしまうと脚が前に流れてしまい、鐙に体重が上手く乗りません。
この状態は鐙を真っすぐ真下に踏めていないため、
踵が上手く下がらずに馬のお腹を騎手のふくらはぎで挟むことができなくなり、不安定になりやすいです。
解決策
- 鞍に座る時に必ず膝を曲げ、指の付け根で鐙を踏む
- 背筋を反りすぎない
- 【重要】鞍のシッティングポジションを少し前にする
もっと詳しく解決策を知りたいという方はコチラの動画で解説しています!
☟テキストで読みたい方はコチラのブログを読んでください!
鐙がずれる方必見!ついに公開!乗馬時に脚が安定する方法とは!?
まとめ
- 正しい騎乗の基本姿勢とは?
【チェックリスト】
1.ライダーの頭が背骨の真上に位置する
2.耳・肩・腰・かかとを一直線上に
3.左右の肩甲骨が水平になっている
4.肩の力が抜けている
5.腕(肩から肘の部分)が地面に垂直に降りている
6.ちゃんと肘がまがっている
7.胸が広がっているか
8.手首をひねっていないか
9.肘・拳・馬の口までが一直線上にあるか
10.左右の座骨に体重が均等にのっているか
11.脚が真下にぶら下げられている
12.膝の力が抜けている
13.ふくらはぎが馬体にくっついている
14.足首の力が抜けているか
15.鐙を足の指の付け根(母指球)で踏んでいるか
16.かかとが下がっているか - なぜ基本姿勢を守らないといけないのか? ~馬にプレゼントできるメリット~
【馬にプレゼントできる時にメリット】
1.馬のスピードをコントロールをラクにできるので、馬の負担が減る
2.馬を曲げるのも小さなアクションでできるので、馬のストレス削減
3.馬のバランスを調整しやすくなり、馬は動きやすく怪我のリスクも軽減 - やりがちな失敗パターン2選とその解決方法
1.踵が上がってしまう
2.脚の位置が前すぎる
⇩解決策
1.鞍に座る時に必ず膝を曲げ、指の付け根で鐙を踏む
2.背筋を反りすぎない
3.【重要】鞍のシッティングポジションを少し前にする
今回は基本姿勢についてお話しさせていただきました!
このブログ『馬uma サポート』とYoutubeチャンネル『馬サポちゃんねる』ではこういった乗馬のノウハウや馬の知識について解説・紹介しています!!
今までの10年行った乗馬インストラクターの経験とそのときの競技経験(全日本総合・障害・エンデュランス)で得た経験を余すことなく発信していきますので、参考になる部分をつまんで持って帰っていただけるとうれしいです♪
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