乗馬における拳の目的と使い方とは ~拳を安定させる必要性~

乗馬における拳の目的と役割とは ~拳を安定させる必要性~

「拳の安定」、「手を下げる」、「拳の感覚を狭く」など馬に乗っていると拳だけでさまざまな事に注意しなければなりません。
とはいえ、馬の上で拳を安定させるのは非常に難しく、ライダーの大きな課題となります。
安定しているからこそ拳の扶助は馬に伝わり、多くの効果を馬に与えられます。

過去の記事で拳のこともお話しさせていただきましたが、拳は馬とコミュニケーションを取るために他の扶助といっしょに使います。
そうはいっても、拳の使い方はなんとなくわかっているかもしれませんが、正直自信をもって「こうやって使うんだ。」「拳の役割はこれとこれとこれ。」みたいに説明するのは難しいと思いますので、今回のコンテンツではそういった不明な部分を解決するために次の点をテーマにお話していきます!!

  • 拳を使う目的
  • 他の扶助と合わせて、より効率的な使い方

拳を使う目的①:停止

あまり馬に乗ったことがなかったり、まだ乗ったことのない方は馬を停止させる時は「手綱を引っ張る」と認識されていると思います。
ですが、馬に乗っている人のほとんどが両方の手綱を引っ張ても止まってくれない経験をしていると思います。
それどころか、どんどんスピードを上げてしまう経験もしたことがあるかもしれません。
なぜなら、馬は口を引っ張られると、その引っ張られた痛みから逃れようと前に走るため起こります。

馬を「止める」・「スピードを落とす」・「バランスを起こす」ために拳は使いますが、必ず乗り手は『意思』・『シート』・『脚』をいっしょに使うことを実践してみてください!!

参考記事

ハーフホルトについてはコチラ

拳を使う目的②:回転・方向転換

回転や方向転換を行うときに良くやってしまうのが、内方の手綱を引っ張ってしまうことです。
内方の開き手綱を行っているつもりが引っ張てしまい、逆に馬が口に抵抗を示して反対方向に顔を向けようとしますので、結果的に上手く曲げられないことが良くあります。

あくまでも回転運動は内方の前肢が進行方向に出せるように、引っ張らずに乗ってあげる必要があります。
内に曲げたいときには、内方の拳は騎乗者の内方側の膝の方に向かって開くようにし、外方のハミのリングで馬の頬を押して内側に向ける様にして回転させると良いと思います。

参考記事

内方姿勢の取り方・曲げ方はコチラ

拳を使う目的③:収縮

収縮は馬に乗る上で超重要テーマですが、収縮やハミ受けをさせることは部分的に拳を使うことで可能になります。
馬を正しく収縮に連れていこうとするには、拳以外もさまざまな要素が絡み合っています。
強すぎるコンタクトは収縮を妨げるのでできるだけ、できるだけ軽いコンタクトで馬と繋がれるように騎乗する意識がとても大切です。

ポイント

  • 手綱を握っている親指は必ず一番上に置き、柔らかい拳を作りやすい。
  • 拳が柔らかいことで、透過性が良くなり馬を思い通りに動かせる。

参考記事

透過性ってなに?と思った方はコチラをご参照ください!!

まとめ

  • 拳を使う目的①:停止⇒馬を「止める」・「スピードを落とす」・「バランスを起こす」ために拳は使いますが、必ず乗り手は『意思』・『シート』・『脚』をいっしょに使うことを実践。
  • 拳を使う目的②:⇒回転・方向転換⇒あくまでも回転運動は内方の前肢が進行方向に出せるように、引っ張らずに乗ってあげる必要がある。
  • 拳を使う目的③:収縮⇒収縮やハミ受けをさせることは部分的に拳を使うことで可能になる。

今回は『乗馬における拳の目的と使い方とは ~拳を安定させる必要性~』についてお話しさせていただきました!!
技術的な面でいえば、今回のコンテンツを実践していけば良いのですが、練習していくときの思考・マインドによってその効果は大きく変わってきます。
「いつかできると思いながら継続していくと、ホントにできる」という話はよく聞きます。
私たち人間の脳というのは自分の立てた仮説を証明したがります。

入社後初めて出社して、AさんとBさんという人に会ったと仮定します。
「この人(Aさん)、第一印象感じ悪いなぁ。」と思ったら、その人のマイナスな部分や嫌な部分ばかりが見えてくると思います。
逆に、「この人(Bさん)、明るくて元気な人だ」と脳が認識したら、その人の良い所を見つけ出すループに入るのでずっと好印象を持ち続けられます。(Aさんは管理職で部下のフォローをして昨日徹夜で仕事をして疲れていただけ、Bさんはいつも遅刻してきてたくさん寝ているから元気なだけだとしても、人間の脳にはその背景を見ようともせずに自分の立てた仮説を証明しようとする傾向が強いのです。)

ですから、「自分には無理だろうな~」とか「私は人より時間がかかるだろうな~」と思っているとその仮説を脳は証明しにいくので、見事に上手くいかなくなります。
なので、どうせ仮説を立てるならビッグマウスでもいいので、できる仮説を立てる方がたぶん取り組んでいる過程が幸せで、おまけに結果も幸せになると思います!!
良い成果になる事を祈って応援させていただきます♪

最後まで読んでいただきありがとうございました!!

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