馬を前に出す・しっかり動かすというのはとても難しく、この記事を読んでいるのであれば
たぶんそんな苦労や失敗をたくさん経験してきたのではないでしょうか?
しかも、そんなときには自分のどこに問題があるかも気付けなくなってしまい、どこから修正していいのかも
迷走するのは乗馬を学んでいる方であれば当然のことです。
今回の記事では、上手く馬を動かせない時に考えるべき7つのポイントをチェックしやすいように、
簡潔にまとめてお話しさせていただきます。
基本的でかつとても重要なポイントを並べていますので、初心者クラスの方でも意識次第で簡単に実行できる
内容であり、上級クラスに上がっても忘れやすいポイントばかりです。
この記事を読んだあとしばらくしたら、また自分の問題に気付けなくなってきた時には再度読み返せば、
「あっ!ここのポイントが意識から抜けてた。」というのも気づけますので、思い出せるトリガー(引き金)となる
コンテンツとして使っていただけるモノになっています!
それに体が応えて動けている状態を指すぞ!!
今回のポイントを理解しているライダーが乗ってくれると、
馬たちもみなライダーの期待に間違いなく応えられる。
馬の動きを妨げないかつ「Less is more」:少ないほど効果的
という概念がとても重要なんです!!
①前進と一言でいっても無数のニュアンスがある
ちなみに乗馬で『前進』と『停止』ができないとほぼ何もできません。
停止のポイントに関しては過去の記事で紹介させていただきましたので、参考にリンクを貼っておきます。
参考記事
馬を停止させる・止めるための7つの基本の考え方とは!? ~全肢そろえたキレイな停止を目指す~
逆に『前進』と『停止』の質を高めれば、馬のスピードとバランスをコントロールできるようになります。
また、あなた(ライダー)と馬の意思疎通のレベルや、各々の聞く姿勢、関係性のバロメーターにもなります。
もっと言えば、前進気勢や移行や半減却にも深くかかわっていきます。
参考動画(①半減却・ハーフホルトについて ②馬が動く脚の使い方)
②馬を抜群に動かせる7つの方法とは!?
馬を抜群に動かせる7つの方法
- 合図を出す3秒前に前進を意識する(脳の潜在意識(無意識)ではできないことは必ず有意識で行う)
※普段人間は約95%は潜在意識で行動しています。 - どの歩様(常歩、速歩、駈歩)を要求するかだけでなく、どんな種類の3種歩様なのかを頭の中ではっきりさせる。
※歩度を伸ばした常歩なのか歩度を詰めた速歩なのか、テンポのゆっくりな駈歩なのかなど(スピード・歩幅など)
「駈歩発進をする」だけではなく、「歩幅の狭い駈歩をする」など要求をちょっと細かくする。 - 移行(下方移行も含む:速歩⇒常歩など)の直前・最中・直後も目線は行きたい方向へ向けておきます。
※スマホ見ながら車を運転していては、自信を持って車を前に進ませることはできませんので。 - 腰とシート(膝・太ももや股関節・臀部)を柔らかくし、馬に前進を許してあげるだけで良いです。
シート(騎座)で馬を押し出すのではありません。馬は体重が500㎏もあるので、あなたの小さなお尻で馬を
押せるとなどと考えるのは完全に幻想です。しかも、だいたいの馬は不快感を感じます。 - 扉を解放せさます。つまり、やわらかい拳にして馬に前進を許してあげれば良いのです。
※適切なコンタクトはコチラ☞ 乗馬での正しいコンタクトのとり方とは ~常歩・速歩・駈歩に分けて解説~ - 内太もも下方部(馬場鞍騎乗時)またはふくらはぎで、軽く刺激し発進を求めます。脚の扶助を出してから数秒で反応がない場合は、馬のお腹を長鞭で脚のある位置のちょっと後ろ(短鞭なら馬の肩)に軽く触れます。
ここで最初に話した「Less is more」です!(少ないほど効果的=弱い扶助で伝わる方がいい) - 内太もも下方部はそっと馬体(鞍)につけておいて、移行は馬にまかせておきます。
※発進や下方移行するのは馬が行うので、ライダーはただ待つのみです。
以上7つが抜群に馬を動かせるポイントですので、ぜひ覚えていただけると便利で楽しい時間が増えるはずです!
③『前進』のヒミツ ~馬にもっと前に動いてもらう方法~
結論は『単純に前を見るだけ』です。
「えっ!これだけ!?しかも知ってるし。」って思うかもしれないですが、これが一番効果的です。
「知ってるし!」って思った方は要注意で、自分の参加しているクラスが上がれば上がるほど、
当たり前すぎて忘れてできていないことが多いです。(できているかできていないかも気にしなくなります。)
また、前を見て一緒にA地点からB地点に行くという態度を馬に示してあげる意味もあります。
逆に下を見れば、馬はあなたが今いるA地点に留まりたいのだと判断し、動かないことであなたの要求に従ってくれます。
スマホのながら運転の例の様に、基本的に車に対しても下を見ていればドライバーは車に前にいく合図は無意識に
送ることができないですし、馬であれば生き物なのでもっと騎乗者の心を読み取ってしまうはずです。
大切なのは『単純に前を見るだけ』です。
まとめ
①前進と一言でいっても無数のニュアンスがある
『前進』と『停止』の質を高めれば、馬のスピードとバランスをコントロールできるようになります。
②馬を抜群に動かせる7つの方法とは!?
- 合図を出す3秒前に前進を意識する
- どの歩様(常歩、速歩、駈歩)を要求するかだけでなく、どんな種類の3種歩様なのかを頭の中ではっきりさせる。
- 移行(下方移行も含む:速歩⇒常歩など)の直前・最中・直後も目線は行きたい方向へ向けておきます。
- 馬に前進を許してあげるだけで良いです。
- やわらかい拳にして馬に前進を許してあげれば良いのです。
- 内太もも下方部(馬場鞍騎乗時)またはふくらはぎで、軽く刺激し発進を求めます。脚の扶助を出してから数秒で反応がない場合は、馬のお腹を長鞭で脚のある位置のちょっと後ろ(短鞭なら馬の肩)に軽く触れます。
ここで最初に話した「Less is more」です!(少ないほど効果的=弱い扶助で伝わる方がいい) - 内太もも下方部はそっと馬体(鞍)につけておいて、移行は馬にまかせておきます。
③『前進』のヒミツ ~馬にもっと前に動いてもらう方法~
大切なのは『単純に前を見るだけ』です。
今回は「初心者脱出!乗馬で馬を抜群に動かせる7つの方法とは!? ~正しく前進気勢を手に入れる~」についてお話しさせていただきました。
最後に突然ですが「花見」の本当の意味をご存知でしょうか?
花見はただ花を見て酒を飲むのが目的ではなく、今年の秋の米の豊作を先に祝う『予祝(よしゅく)』の意味があります。
『予祝』とは『前祝い』のことで、先に喜んでいるから良いことが起きるという
私わぎがずっと言っている「心が先で結果が後」の概念を昔の日本人はすでに行っていました。(真の意味は忘れられてきていますが。)
2018年の夏の甲子園で旋風を巻き起こした秋田の『金足農業』も、甲子園で勝つことを想定して毎日校歌を歌っていました。
その結果、先に喜ぶと結果がついてくるというのは正しいというのはあながち嘘ではないと思えると思います。
ちなみに一番結果の出る心の状態は
『強気』・『冷静』・『楽しい』
の3つが大切で、特に最後の『楽しい』が結果を出すための最強のメンタル状態です。
ですから、先に『成功をイメージできる心の状態に持っていったり』・『ライセンス試験があるときは先に祝っておく』
一見抵抗感がでると思いますが、その「抵抗感や違和感」がでるときは変わろうとしているチャンスなので、その抵抗感すら喜べる人間がどんどん吸収してチャレンジを成功させることができます!!
ぜひ良い感覚・結果につながることを願っています♪
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