乗馬をこれから始めたい、もしくは始めたもののどんな道具があって何からそろえていいかわからないという方のために今回は『乗馬で必要な道具』を紹介します。
もうある程度乗馬を継続されている方にも参考になるかと思いますので、読んでいただければと思います。
乗馬で必要な道具とは ～機能・参考価格・初心者必須アイテムなど～
①道具はどこで買えるの？
主に乗馬道具（馬具とも言います）は、インターネット（馬具屋のホームページ・楽天・Amazonなど）か店舗（百貨店などのショップ・専門店・乗馬クラブ内など）で購入できます。
もちろんメリット・デメリットはありますので、一概にどっちがいいとも言えませんので、両者の特徴をここでは紹介します。
1.インターネット
・実際に着用できないデメリットはありますが、店舗より人件費がかからない分、比較的安価に入手しやすい。（最近は注文したものをサイズが合わなければ、サイズ変更してくれるところもあります。）
・店舗には置いていない商品も豊富に閲覧できる。
・海外の商品も購入できる。
2.店舗
・サイズ合わせができ、一発でジャストサイズのものを入手できる。
・プロの生の声が聞けるので、使いやすさ・使い方・今必要ものを知ることができる。
・それぞれの馬に合う・合わない道具もあるので、そういった個々のアドバイスをもらえる。また、アフターケアも身近に受けられる。
両者にもメリット・デメリットがあるので、商品ごとにユーザーが自由に選択して良いと思います。私個人の意見ですが、着用するサイズを重要視するモノ（馬・人問わず）は店舗で購入した方が確実だと思います。逆にサイズを気にしないモノや、サイズが一度分かっていて同一商品の消耗品などはネットでも問題ないと思います。
予算も人それぞれなので、道具に費用をかけすぎて騎乗数が減るのも本末転倒なので、上手く組み合わせながら最適な道具選びをしてください。
↓【参考】手入れ用品の記事も貼っておきます
②乗馬で必要な道具 ～初心者必須アイテム5選～
1.ヘルメット
ヘルメットの価格は約1万円～約10万円と幅広いです。
上の写真はKEDのものが約15,000円くらいで比較的安価で、ダイヤルでサイズ調整が行え、通気性も◎でコスパが良いです。私も昔使用していましたが、軽くて価格の割になかなか良かったです。女性がMで男性がLがざっくりとしたサイズですが、ご自分の頭のサイズを調べてから購入されることをオススメします。
あとのヘルメットはCASCOのヘルメットですので、参考までに紹介します。（各写真をクリックすると詳細が見れます）
軽さ・丈夫さ・かぶり心地・通気性が優れたヘルメットです。
買ってしまってから後悔のないようにヘルメットは必ず乗馬用のでないと耐久度や安全性が変わってくるのでご注意を！
2.乗馬ズボン（キュロット）
乗馬ズボンをキュロットと呼びます。
キュロットは伸縮性がありフィット感があるため、騎乗時のパフォーマンスが格段に上がります。膝や尻に革や特殊なグリップがついているものあります。
個人的には、必ず膝にグリップがあるものをオススメします。
理由は軽く膝を鞍（乗るところ）につけておくだけで滑らないので、膝で鞍を締めてしまうリスクを減らします。
どう考えても、こちらの方が馬上で力を抜きやすいのは容易に想像がつくと思います。
写真はレディースとメンズ両方を載せてます。写真をクリックしたら詳細や他の商品を見ることもできます。
価格は5,000円～5万円くらいの幅があります。私が使用した中では、2万円以下のキュロットは耐久性に不安があるものが多い様に思いました。インストラクターで使用頻度が多い中でも、価格が高いまたは有名ブランドは耐久性が異常に高かったです。
ネットでもコスパの良さそうで、なおかつデザインもおしゃれな商品を写真で紹介しています！
3.ブーツ・チャップス（または長靴）
ブーツは分かると思いますが、チャップスとはブーツの上のふくらはぎ部分に装着する巻き革です。この両方がないと馬に乗るのはほぼ無理です。
この両方を兼ね備えているものが長靴（『ちょうか』と読みます）です。一枚革で出来た膝まであるブーツです。オーダーで作るものもあれば既製品もあります。
競技会にはこの長靴装着必須のものもありますので、競技を目指す方は必ず購入をしなければならなくなります。フィット感はブーツ・チャップスの組み合わせより良くなりますが、価格が倍近くにはなります。
ちなみにブーツ・チャップスの価格は1万円～6万円くらいで、長靴は2万円～12万円くらいになります。初めて買う際にコストを考える場合はブーツ・チャップスをオススメします。
これらの靴を購入される際には、必ず試着できる環境で購入を行ってください。（店舗またはネットでもサイズ交換出来る商品）
靴は馬乗りの商売道具と言われるくらい超重要な道具ですので、慎重に検討してください。
画像はイメージで貼ってますので、特に初めての購入は正しい靴の合わせ方も学べるので靴だけは店舗のご利用を強く推奨します。
4.グローブ
グローブは何でも良さそうに感じて実はとても重要です。
まず、乗馬用でないと手綱で薬指や人差し指などの擦れる部分が即穴が開きます。
そして、グリップ力があるものでないと、手綱が指から滑ってしまい手綱が伸びて快適には乗れません。 しかも、滑る手袋を使うと滑らない様に手に力が入るため、馬の口から伝わるわずかな動きを感じ取ることが難しくなります。
競馬のジョッキーは素手で乗っている方もいらっしゃいますが、繊細な口の感覚を感じ取る為に素手で乗っていますが、一般的に乗馬をやられる方は素手乗ると手綱が擦れてやけどの様になるので、グローブ着用を強く推奨します。
5.エアバックベスト
エアバックベストは今から乗馬を始める人やまだお持ちでない方は、ほぼ義務化になっていくので今のうちに持っておいた方が良いと思います。
白バイの方が着用していたものを乗馬用に開発したもので、落馬時の安全性や怪我のリスクは着用時には格段に変わります。
また、着用することで安心感が得られるため力を抜いて乗ることにも役立ちます。
首・胴体・背中・腰と大事なところにエアークッションが出るため骨折やその他大きな事故を減らせるため、自分や家族のためにも120％装着することをオススメします。
家族はみなさんの上達もうれしい事ですが、それよりも元気なみなさまの姿を見られることの方がきっと嬉しいはずです。
使用時も中のボンベ（1,000円くらい）のみ変えれば繰り返し使えますので、多少初期投資がかかりますが、大切な体と時間には替えられないと思います。
店舗や所属クラブで購入可能な方は、そこのスタッフに聞くと良いと思います。
そういった環境がない方は、ツイッターやインスタで個別にメッセージいただければ、可能な範囲でお答えしますので、ぜひ活用していただければと思います。
今回は初心者必須アイテムについて解説させていただきました。
必要となる道具をピックアップしましたが、高額な道具もありますので購入できるまではレンタルで借りられる所で乗られている方は、時が来るまで借りるのが良いと思います！
ただ一つ言えることはいい道具を早く使った方が、成果は早く出やすいのは確かです。
人生で乗馬を続けられる時間は限られていますので、より早い上達を希望される方は道具選びも大切です。
『乗馬で必要な道具とは②』をアップしていますが、初心者として慣れてきたところから初級・中級に向けて使用した方が良い道具を解説していきます。
参考記事
乗馬で必要な道具とは 基本馬具一覧 ～機能・参考価格・初心者の方から全ライダー必見～
道具も分からないものがたくさんあると思いますので、理解するための参考資料として『馬uma サポート』を使っていただければと思います。
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