サラブレッドの距離適正の見分け方　～馬体からの情報～│馬uma サポート

サラブレッドたちにはレースで走るための距離適正(得意な距離)を持っています。

距離適正は主に血統によって決まりますが、体つきによっても判別することが出来ます。

得意とする距離によって体つきは異なり、発達する筋肉の部位も違ってきます。

今後、血統や距離実績確認してパドックを見続けていれば、距離による体型の違いも分かってきますし、サラブレッドを見る楽しみが増えると思います！

この記事を読み終えると、そんなちょっとした幸せを味わえるための知識が得られるので、少々お付き合いいただけたらと思います。

サラブレッドの距離適正の見分け方　～馬体からの情報～

体型ほぼ真四角に見え筋肉にメリハリがあり肉づきの良い体型が向いていると言われています。おしりの高さが、体の長さと等しいかやや高いです。
頭・首 頭はやや大きく首は太めで、咽喉の線の長さはやや短いです。
前駆（胸・肩） 胸幅が広く、肩回りが厚くがっしりしている。
後躯（腰・尻）腰から尻にかけての肉づきがよく、大きくてがっしりしています。
背平背で腰幅が広く、尻の傾斜が少なく緩やかな感じが良いです。
腹腹周りは全体的に大きくて張りがあります。(コース調教馬は中程度の大きさになります。)
四肢筋肉が良く発達し、全体的にやや短く見え、蹄の返りが速く見えます。
繋（つなぎ）繋は太くて短いです。角度は90度に近くなります。(蹄が立っているような繋の状態)この事により、１完歩にかかる時間が短くなり、トップスピードに早く到達できます。
気性 2～3歳時はパドックではチャカいたり入れ込む馬が多く、レースでは引っかかりやすいです。(騎手の制御が効きにくい。)古馬や強い馬は落ち着いている馬が多いです。

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体型短距離馬より長く見えます。前駆・後駆のバランスが良く、力強さを感じさせる筋肉がついていて、特に後駆の発達が良い。
頭・首 頭は短距離馬よりやや小さく中程度で、首は厚さもあります。
前駆（胸・肩） 肩幅もあり奥行きもあり、肩の出(動き)が良い。
後躯（腰・尻） 短距離馬に比べて背がやや長いです。腰は幅があり尻の肉づきも良く、尻の傾斜は中程度です。
背短距離馬に比べてやや長いです。
腹腹は中程度で筋肉にメリハリがあります。
四肢前腕が幅広く肉づきが良いです。蹄の返りに力強さを感じます。
繋（つなぎ） 長さ、角度、太さにおいて短距離と長距離の中間くらいです。
気性 2～3歳時はパドックでチャカついたり、厩務員に甘えるしぐさをし、元気がないときは鼻面を地面に近づけてしょんぼり歩きます。古馬は落ち着きを示し淡々と歩き、強い馬や元気なときはメリハリがありリズミカルに歩きます。また、闘争心を出し気合いの良さが全面に伝わります。

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体型長方形でスマートに見え輪郭の線が長いです。胴が長く見え、そのぶん背中が短く見えます。尻の高さより、前のからだの方が高く見えます。
頭・首 中距離馬よりやや小さくほっそり見えます。首は長くまっすぐで、咽喉の線も長くてしなやか。
前駆（胸・肩） 胸幅がやや狭く、奥行きが深くて長いです。肩は長めで良く傾斜しています。
後躯（腰・尻）腰が力強く尻と股は長く見えます。
背全体的に長く見えるため、背は短く見えます。
腹腹は細めでキリッとひきしまっています。(坂路調教馬はコロンとしている場合もあります。)
四肢やや細長く、幅のある前腕と飛節の角度が大きいです。
繋（つなぎ） 中距離馬よりやや長く、角度も深い。(より45度に近い。)１完歩が大きくトップスピードになるために時間がかかります。
気性 2～3歳時はパドックでチャカついたり、厩務員に甘えるしぐさをし、元気がないときは鼻面を地面に近づけてしょんぼり歩きます。古馬は落ち着きを示し淡々と歩き、強い馬や元気なときはメリハリがありリズミカルに歩きます。