乗馬を始めて、『手入れ』・『馬装』・『騎乗』・『曳馬』など覚えることがたくさんあって大変だと思います。
一度レクチャーを受けても、実際にやりながら聞くためメモをとる余裕もないですし、何をメモとっていいかも初めは分からないと思います。
「メモがとれなかったときでも復習したい!」、「予習もしておきたい!」そんなときに、スマホを開けば無料で簡単に見られるブログをテーマに『馬uma サポート』を開設しています。
今回のテーマは『馬の手入れ』について基本的な方法を紹介していきたいと思います!
これを読んでいただければ、基本的な手入れのやり方やなぜ手入れが必要なのかが分かりますし、タイトルにもある馬との信頼関係を築くことができますので、ぜひ最後まで読んでいただけたらと思います!
乗馬の手入れのやり方とは? ~馬の健康増進・信頼関係を築く最良の方法~
①『手入れ』は馬の健康増進・信頼関係を築く最適な方法
馬は砂ぼこりの舞う馬場で運動を行い汗をかいていますし、厩舎で寝転がる事もあるのでボロ(糞)やワラなどが体についてしまいます。
また、新陳代謝によりアカやフケなどの老廃物が蓄積していきます。(哺乳類で全身から汗をかくのは、ヒトと馬とカバだけ)
その状態を放置してしまうと、体温調整に重要な発汗作用が鈍り、健康を失いかねません。
手入れにはマッサージ効果もあるため血行を良くし筋肉の疲労回復などにも効果があります。
そして、馬の手入れは健康増進だけでなくライダーと馬との距離を縮めるツールでもあります!
声をかけてあげたり、自分ではかけない痒いところをブラシしてあげたりすることで、馬は人に心を開いてくれます。
まずはヒトから馬へプレゼントを贈ることで、それに馬が応えてくれるわけです。
普段相談しても話を聞いてくれない様な人から、急になにか指示されたり頼みごとをされても、表向きは「はい。」と言いながら「都合のいいときばっかり話しかけてきやがって・・・」って心の中で思ってしまうと思います。
おそらく馬もそう思うと思います。
ですから、手入れはヒトが馬にプレゼントできる数少ないチャンスなので、ぜひ適切なやり方を覚えて積極的に実践してみていただければと思います。
②基本的な馬の手入れのやり方・方法
1.ブラッシング(馬体の手入れ)
⑴根ブラシ(毛が長いブラシ)などで馬体全体の大きなごみを落とします。
⑵毛ブラシ(毛が短いブラシ)で頸から背中、おなか、腰、尻、肢の順番に毛並みに沿って(主に前から後ろ)行います。
⑶これらを馬体の左側面から行い、終わったら右側面も同様に行います。
慣れたら1分くらいで出来るようになります。
※手入れの際は必ずヘルメットをかぶります。(馬が虫を払って肢を動かすことがあるため)
※ブラシは馬の顔から遠い方の手で持ち、馬の顔に近い方の手は馬体を触っておいてあげると馬も安心しますし、馬が動いたときに人も手が押されて馬から離れられるので、足を踏まれることを防げます。
2.裏堀(蹄の手入れ)
⑴馬の左前肢真横に馬のお尻側を向いて立ちます。そのときテッピは右手に持ちます。
⑵自分の左肩を馬の左肩にくっつけながら、左手を馬の肢上部⇒ひざ⇒つなぎを滑らせながら持つと肢をあげますので、蹄を馬の膝の高さまで持ち上げます(蹄が低い位置だと馬はバランスがとれずに肢をすぐ地面に下してしまうからです。)
⑶蹄の裏につまった泥や汚れを掻き出します。
まずはV字型の蹄叉のふちをVを書くようにテッピで落とします。
その後は円周をぐるっと1周テッピでなぞるように汚れを掻き出すと、ほぼほぼ取れます。頑固な汚れはテッピで何度かガリガリひっかいて落とします。
⑷ゆっくり馬の肢をおろして左前足は完了です。
このときに自分の足の上に馬の肢を下さないように、足の位置に注意してください。
⑸そのまま右前肢をやりますが、馬のお腹の下から左手で馬の右前肢のひざ⇒つなぎを持つと右前肢を上げてくれますので、繋ぎから馬の蹄に手を移動し馬の右前肢を人の方に引き寄せるように持ち上げます。(馬のお腹の下から頭を出来るだけ抜け出させるため)
⑹掘り方は⑶と同様に行い、右前肢が終わったら左後ろ肢の方に移動し同様に行います。
※後肢の裏堀を行う際には、馬の肢を持ち上げた後できるだけピンと伸ばして持つと蹴られる心配がなくなります。(馬は蹴る時に肢を曲げるため)
3.丸洗い(汚れがひどい・暑いとき)
汚れがひどいとき(泥が多くついているときや汗を多くかいているとき)や暑くてバテているときに丸洗い(水洗い)を行います。
1.ホースでお湯(夏や馬体を冷やす目的のときは水)をかけますが、ホースの先端をつまんでシャワーの様にします。(水圧で汚れを落としたいときはつまみ方を変えてジェット噴射みたいにする)
2.心臓から遠いお尻の方からお湯をかけながら、ウォッシュミットやマジックブラシなどで皮膚の汚れを掻き出します。(馬体を冷やす目的のときは水をかけるだけです。)
3.だんだん馬体の前の方に移動していきますが、ウォッシュミットやマジックブラシは円を描くように使うと汚れが取りやすいです。
馬の頸まで行ったら、お湯を止めます。(顔は湿らせたタオルでふいたほうが良いです。)
4.汗こき(水切り)という窓をふくワイパーみたいな道具で馬体の水を切ります。
馬の体は前から後ろに向かって水を切り、肢は上から下に向かって水を切ります。
5水が切れたら、特に肢と蹄をタオルを使い両手で擦るように水気を切ります。
その後自然乾燥しますが、完全に肢が乾いたら仕上げのブラシがけを行い完了です。
※馬の動きに注意し、不用意に馬の横にいるのは避けましょう。
③手入れ道具はどんなものがあるの?
ここまでにブラシ・汗こき・ウォッシュミット・マジックブラシなどが登場しました。
イマイチどうゆう道具かイメージがつきにくいと思いますので、画像で見れる手入れ道具一覧を紹介した記事がありますので読んでみてください!
他にもよりこまかな手入れができる道具がありますので、ぜひ参考にしていただけたらと思います!
※手入れ道具一覧はコチラ☟
〖まとめ〗
①『手入れ』は馬の健康増進・信頼関係を築く最適な方法
・汚れた状態を放置してしまうと、体温調整に重要な発汗作用が鈍り、健康を失う恐れが。
・手入れにはマッサージ効果もあるため血行を良くし筋肉の疲労回復などにも効果
・『手入れ』はライダーと馬との距離を縮めるツールであり、ヒトから馬へプレゼントを贈ることで、それに馬が応えてくれる
②基本的な馬の手入れのやり方・方法
1.ブラッシング(馬体の手入れ)
2.裏堀(蹄の手入れ)
3.丸洗い(汚れがひどい・暑いとき)
③手入れ道具はどんなものがあるの?
※手入れ道具一覧はコチラ☟
www.wagian.work
今回は『馬の基本的な手入れ』について解説していきました。
騎乗だけでなく馬とふれあう大切な時間が『手入れ』です。
乗馬・馬術の世界には『グルーム』という馬の管理を専門に行う方もいらっしゃいます。
私は乗馬を始めた頃はその方がを見て正直、「馬に乗らないで手入れだけやっていて、楽しいのかな?」と思っていました。
しかし、実際に馬の手入れや扱いをちゃんとできている人には馬が安心しきっているので、乗っても馬がリラックスして乗りやすいのです。
当時はライダーとして大切なコトも分からないまま馬を扱っており、そんな意識で馬を触っていたことに恥ずかしくなりました。
そのときから『手入れ』の大切さや生き物を扱っている重みを感じて乗れるようになりました。
みなさんも『手入れ』を重要視することで、馬との信頼を構築し技術アップにもつながるので実践していただけたらと思います。
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