障害馬術の基礎を学ぶ①は読んでいただけたかと思います。
ですが、まだ読まれていない方のために記事リンクを貼っておきます!!
①を読んでいただいた方は、障害馬術競技のルールや障害の種類、安全の心得をご理解いただけたかと思います。
東京オリンピック2020でも行われます障害馬術の予習や、これから障害を跳んでみたい方、もっと障害の基礎を知りたい方に向けた障害飛越ノウハウを習得できる有益コンテンツとなっていますので、3分ほどで読み終わると思いますので、お時間いただけたらと思います!!
乗馬で障害飛越の基礎を学ぶ② 初心者~中級者限定コンテンツ
①障害馬術で必要な2ポイントを理解しよう
障害馬術で必要なコトは、まず2ポイントという乗り方を理解することです。
上の写真の様に馬が障害を飛越するときに、騎手は馬の動きについていくために鐙に立って前傾姿勢をとります。このような、鐙に立った前傾姿勢の乗り方を2ポイントといいます。2ポイントが取れないと馬の背中の反動にはじかれたり、馬の動きを邪魔してしまい馬が上手に飛越できません。
まずは、2ポイントに慣れることから始めていきましょう。
2ポイントのやり方・コツ
- 騎乗は真っすぐ前を向き、馬の頸に両手を添えます。自分の視界に拳が入るまで徐々に前に拳を出します。
(ここで緩んだ手綱はピンと張れるまで短くします。) - 少し腰を浮かし、おへそを鞍の前きょう(鞍の前の高くなっている部分)に近づける様にし前傾姿勢をとります。
(鐙に立って前傾したら、重心を中心に戻すために腰を少し後ろに引くイメージ。) - ふくらはぎ、膝、うちももは鞍や馬体に軽くくっつけます。
膝は伸びきらないで軽く曲げて、膝や足首のクッションが使える様にしておきます。 - 最初慣れるまでは拳を馬の頸にしっかりと置き、バランスを多少手で補えるようにすると良い。
※馬が急に減速や停止、躓いたときは手で馬の頸を押すことで、人のバランスを修正し安全な騎乗バランスに修正できます。
②障害飛越のやり方をレクチャー
ここでは、障害の向かうための準備と飛越・飛越後何を行うかを説明していきます。
障害飛越のやり方・基礎のノウハウとは
- まずは、障害を飛越する前に良い駈歩を作ります。良い駈歩というのははっきりとした3ビートを刻み、元気よく動かしますがリズムに変化がない状態を示します。(早くなったり遅くなったりしないで、一定のリズムやスピードを保つ)
- 障害に対して真っすぐ向かえる様に、障害に向かうための回転(曲がっている最中)ですでに障害物を見て、一度目線を障害に向けたら離さない様にアプローチしていきます。(目線を一瞬でも離すと、障害に対して自分がどこにいるかが把握できず、真っすぐアプローチできません。)
- 障害に対して真っすぐのラインに馬を乗せたら、軽く鞍に座り腰を張って駈歩の随伴を静かにとります。(1と2は座りを軽く、ほぼ鐙に体重を乗せた駈歩で馬に背中を使わせます)障害に真っすぐ向けたら、目線は障害物から真っすぐ前方の景色を見て、騎手の頭が前にかぶらない様に姿勢をキープします。(この時に駈歩の随伴を止めやすいので、軽く騎手は動いていないと馬は失速します。良くじっとしろと言われますが、固まらない様に注意しましょう)
- 馬が飛越したら騎手の腰は馬の背に押され、上に少し持ち上がるので、その反動を利用して2ポイントの姿勢をとります。(注意としては、飛越中に馬の頸と騎手の拳の距離は変わらない様にします。拳が上がるとハミを引っ張てしまい馬が嫌がります。拳が上がりやすい人は、たてがみを掴むのも一つテクニックです。)目線は必ず前を見て、飛越時は障害物をのぞかない様にしてください。着地のバランスが乱れてしまいます。
- 着地では、最初は着地をして駈歩1歩してから前傾した体を元に、鞍に座り直すくらいで十分です。そうでないと着地前から鞍に座ってしまい、着地でお尻を押されて逆に前にバランスを崩しやすくなってしまいます。ゆっくり落ち着いてバランスを起こし飛越後のブレーキの準備をしてください。
- ここがポイントです!!必ずブレーキをかけて拳の力を元に戻しても(ゆずっても)馬のスピードが勝手に速くならない状態であれば馬は自分でバランスをとれているので、ここまでブレーキを必ずかけてください。最初は分かりにくいと思いますので、常歩まで落とすか停止をするまでブレーキをする練習した方が上達の近道です。馬のも飛越後はバランスが前のめりになっています。コース走行するときには次の障害に向かうために回転したり(曲がったり)、次の障害を跳ばないといけません。ですが、ここでバランスが戻っていないと、曲がり切れなくて手で無理やり曲げて馬の駈歩のパワーが弱くなります。だいたいコース走行の途中で、馬が障害を拒止してしまうのは、このコントロールに問題がある事がほとんどの理由です。障害を止まってしまうから、もっと脚を使って馬のスピードを上げて向かう事がナンセンスなのは、冷静に分析すれば容易に想像ができると思います。
以上が障害飛越の流れですが、
6.がポイントというのは障害を飛越するとほとんどの騎手が飛越をフィナーレと勘違いしてしまい、着地後のコントロールをしなことがとても多いです。(レッスンしてきた実際の統計です!)
しかも、障害飛越後に真っすぐブレーキをすることが、超重要です。
ほとんどの方が、真っすぐブレーキ出来ないのが事実なのでこれを意識して継続する方は100%上達が早くなりますので、ぜひ実行することをオススメします。
↓ブレーキや体の起こすタイミングが分かる動画です☆
③障害馬術で使う道具
※ここより下は写真クリックで詳細閲覧可能です♪
◆馬肢用プロテクター
馬の肢用プロテクターですが、障害馬術の時は写真のような固いタイプのものが好ましいです。ちなみに『乗馬で障害飛越の基礎を学ぶ①』でお話しした競技ルールのプロテクターの重量ですが、実は重いとダメなんです。遠心力が加わって飛越が極端に高くなったり、馬の肢に負担をかけるからです。
◆ワンコ
ワンコは馬の蹄に巻き、後肢で前肢の踵を踏んでしまう怪我(踏みかけ)を防ぎます。
障害飛越時に踏み切る際に踏んでしまったりしやすいので、障害練習時や普段のフラットワーク(障害を跳ばない運動)でもつけてあげると馬にとてもやさしいライダーとなれます。良い馬ほどどの運動をしていても、後肢が前肢に近い所に着地しやすいの踏みかけの発生率が高くなります。
◆イヤーネット
虫よけや音に敏感な馬に重宝します。
しっかり防音できるタイプのイケてるイヤーネットなので、写真をクリックしてどういうものがオススメなのか見ていただけると勉強になると思います。
おしゃれで着用することもあります!
◆胸がい&マルタン
胸がい(ムナガイ)とマルタンはセットでついていることが多いです。
ムナガイは鞍がずれない様につける道具で5か所で留めている5点式、または3点式が主流です。2点留めもありますが、障害ではあまり使いません。
障害を飛越すると衝撃で鞍がずれやすい為、馬の背中を守るために着用をオススメします。
マルタンは馬の頭を安定させるためのもので、特に鼻先を上に上げやすい馬に着用します。
以上2つの記事にわたり障害飛越の基礎についてご紹介させていただきました。
馬が障害を飛越する姿はとても美しく、ダイナミックです!!
今回の記事は障害を練習していく中で、とても重要なコンテンツが多数盛り込まれています。忘れてしまう事もあったり、障害を練習する中で悩み始めた時は再度この記事を読んでいただければ解決につながるはずです。
何度見ても無料なのでフル活用していただけたらと思います!!
最後に記事下に、ランキングとお悩み解決記事集を載せてますので、ぜひチェックしていだけたらうれしいです♪
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