競馬には、『返し馬』というちょっと独特な言葉があります。
簡単にいうとレース前の最終ウォーミングアップですが、何がいいのか・何が良くないのかの判断基準が正直分からないと思います。
スポーツ全般にウォーミングアップはかかせません。
競馬でも馬が最高のパフォーマンスを出すために欠かせないもので、その準備運動から見えてくる判断材料を解説していきたいと思います。
ちなみに、日本代表のサッカーの試合とインドリーグのクリケットの試合をテレビでやるとしたら、どちらを見ますか?
ほとんどの人が恐らくサッカーを選択すると思います。
理由は日本代表を知っているからではなく、たぶんクリケットのルールを知らないからだと思います。(実はクリケットの選手も億稼いでいるプレイヤーがウジャウジャいます。)
このように競馬も見方や情報を収集し、楽しみ方を知っていれば競馬場やテレビで見る見方も変わり、馬に対する感覚も変わると思います。
私自身、乗馬のインストラクターを退いた後は営業マンをやっており、多くの方と話をする機会が増えましたが、日本人の乗馬知名度の低さに衝撃を受けました。
オリンピック競技であり、ヨーロッパでは競馬よりも人気のスポーツなのに、「えっ!?大阪にも馬に乗れる場所があるんですか?」とか、「貴族のスポーツなんですよね?」という声を多数聞きました。
「大阪にオリンピック選手や全日本ライダーを輩出する乗馬クラブが多数あって、日本最大の乗馬クラブもあってレッスンを受けている方もたくさんいます。」
日本全国にも数万人も乗馬クラブに通う会員さんもいるのに、一般的にはこの認知度に全く馬の魅力を日本にまき散らせていない事に気づいてショックでした。(日本の乗馬クラブは約270個あり、日本店舗数No.1お好み焼きチェーン店『道頓堀』の店舗数と同数なのに・・・)
話は少しそれましたが、「馬を少しでも多くの方に知ってほしい」という事です!
馬が好きなら、競馬でも乗馬でもよいと思います。どちらも魅力がいっぱいです!
今回のテーマは『返し馬』という事で、競馬からのアプローチになります。
では始めます!
競馬でいう返し馬とは? ~実践で応用できる返し馬の見方を公開~
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①返し馬とは
返し馬とは、本番のレース前に実際のコースに入って慣らすウォーミングアップのことです。
身体の筋肉の固さをほぐしたり、実際の馬場に慣らすことやパドックで落ち着きのなかった馬を再度落ち着かせるなど、様々な調整がおこなわれる大事なシーンです。
返し馬によって馬の精神や筋肉の状態が良い方向に変化することもあるので、レース前の予想の最終決定の場となります。
実際レース前の返し馬ではどんなことに注意して見ていくのかを②で解説していきます。
②返し馬の見方
実際競馬場へ行くとスタンドで見ることになりますが、ある程度全体を見渡せる高い席の方が良いと思います。
返し馬で見るべき点を挙げていきます。
【返し馬の見方】
1.パドックで入れ込んでいた馬が落ち着きを取り戻しているか。(その逆も確認)
2.脚部不安の兆候がある馬は痛がるそぶりがないか。(四肢の出がぎくしゃくしスピード感に欠ける場合はマイナス材料となります。)
3.スムーズ・スピード感・力強さを感じた返し馬なら、能力を認め再評価の好材料になる。
4.短距離馬は多少イレ込んでいてうるさい仕草でも気にしない。
5.中距離以上の馬は入れ込んでいる馬は割り引く。
6.直線から走り出すので、コーナーを良く見る。(走るフォーム・後肢の蹄の返り・脚の運びを見て、当日の馬場状態に合うかチェック)
③新馬の返し馬の見方
新馬戦での返し馬は基本的には軽めです。
初めて経験する競馬場の雰囲気に慣れさせるために、集団で行うことが多々あります。
他の馬といっしょ歩けている馬は特に問題はないですが、歩くのを嫌がったり・クルクルその場を回り続けたり・立ち上がったり・尻っ跳ねしたり落ち着きのないなど馬の状態を確認してください。
頭を上げて騎手に反抗していたり、口を大きく広げて逆らっている馬は本番も引っかかる可能性があるため注意が必要です。
④距離別返し馬の見方
1.短距離~マイル向きの返し馬
肩の力を力を抜いてリラックスした走りと、前さばきがスムーズで躍動感溢れる動きをしている馬が状態の良い馬です。
やや気合い入った馬の方が好調材料!
2.マイル~中距離向きの返し馬
たくましく前駆が発達したパワーにある馬でも、首が少し高く上体が高い走りをしている馬はマイル~2000m位までが向いています。
折り合いを欠いて、鞍上(騎手)に反抗していないか、口元も注意して見てください。(口を開けて反抗したり、口を上にあげていないかをチェック。)
3.中距離向きの返し馬
短距離向きよりも、後駆の発達が良い方が向いています。(尻の肉付きがよい、後蹄の返りが良いなど)
前肢の使い方がスムーズで、推進力のある動きだと好調材料です。
後駆より前駆が発達している馬は、直線に坂のあるコースは少し割引です。
鞍上と折り合い、なめらかな脚さばきを見せていれば理想的です。
4.長距離向きの返し馬
マラソン選手の様なものなので、肩や腰に余分な筋肉がなく、スマートな馬が良いです。
どちらかというと、完歩の大きい『ストライド走法(大跳び)』の方が有利で、一番注意深く見たいのは、鞍上との折り合いです。
長距離なので、無駄なスタミナを使っている場合ではありませんので、返し馬での折り合いは長距離馬にとってはとても重要です。
⑤走法による返し馬の見方
四肢の使い方やスピード感、力強さで、体調を判断します。
『ピッチ走法(小股の馬)』の馬であれば、脚の回転させるスピードが速いのか遅いのかで良し悪しを見分けます。
『ストライド走法(大跳び)』の馬であれば、完歩の大きさや力強さを見て判断します。
雨が降ると『ストライド走法』の馬は馬場で上滑りしやすくなります。また、雨がひどくなるとノメりやすくなる傾向があるので、雨の日は割引対象とはなります。
返し馬で馬場状態を気にしていないかのチェックも必要になります!
〖まとめ〗
①返し馬とは
⇒本番のレース前に実際のコースに入って慣らすウォーミングアップのことです。
②返し馬の見方
⇒
1.パドックで入れ込んでいた馬が落ち着きを取り戻しているか。(その逆も確認)
2.脚部不安の兆候がある馬は痛がるそぶりがないか。(四肢の出がぎくしゃくしスピード感に欠ける場合はマイナス材料となります。)
3.スムーズ・スピード感・力強さを感じた返し馬なら、能力を認め再評価の好材料になる。
4.短距離馬は多少イレ込んでいてうるさい仕草でも気にしない。
5.中距離以上の馬は入れ込んでいる馬は割り引く。
6.直線から走り出すので、コーナーを良く見る。(走るフォーム・後肢の蹄の返り・脚の運びを見て、当日の馬場状態に合うかチェック)
③新馬の返し馬の見方
⇒他の馬といっしょ歩けている馬は特に問題はないですが、歩くのを嫌がったり・クルクルその場を回り続けたり・立ち上がったり・尻っ跳ねしたり落ち着きのないなど馬の状態を確認してください。
④距離別返し馬の見方
⇒短距離馬は前駆の躍動感や肩のリラックス・長距離馬は折り合いを!
⑤走法による返し馬の見方
⇒『ピッチ走法(小股の馬)の馬』 脚の回転させるスピードが速いのか遅いのかで良し悪しを見分けます。
『ストライド走法(大跳び)の馬』 完歩の大きさや力強さを見て判断します。
以上が返し馬についてになります。
細かく見ていくともっと多くの要因が絡んでいきますが、今回は分かりやすく最低限のことだけ載せています。
馬のことを知っていただいて、馬の楽しみ方が読む前よりも良い方向に変わっていっていただけたらうれしいです!
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最後まで読んでいただきありがとうございました!!
wagian
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