「クラスが少しずつ上がって、ハミ受け練習が始まったけどぜんぜんできない。」
「馬が思うように動かない。形がつくれない・・・」
「始めた当初は成長が見えたけど、ひょっとして私乗馬が上達していないのでは!」
そう思っている方はこの先を読んでください。
思っていない方は、お互いに命の時間の無駄になってしまうので読まずに飛ばしちゃってください。
私も実際にそう思う時期があり、辞めたいって思ったこともありました。
そんなときは特に自分では気づけないで無意識にやってしまっていることがあります。
今回はハミ受けにフォーカスしてお話するので、初心者の方には難しいと感じるかもしれませんがゆくゆく使う大切なことなのでぜひ聞いていただくのも予習になる良いかと思います。
これを知ることで、テクニックと言うよりも「馬の本質」が理解できるので、上達に歯止めがかかっていると感じている方は解決の糸口が見つかると思います。
それではハミ受けがうまくならない人がやってしまっている3つのコトをお話させていただきます。
①常歩・速歩・駈歩を教えようとする
「〇〇っていう馬は速歩すぐやめようとするんだよね~。」
「駈歩の継続をちゃんとやらせなきゃ!」
こんな風に思って騎乗していた経験ありませんか?
私はめっちゃあります。
そして、これらの発言違和感がないでしょうか?
そもそも馬たちは走る方法を知って生まれ、しかも初日にいきなり立ち上がり歩きそして走ります。
確かに、駈歩はグラグラしていて、ちゃんとは走れないとは思います。
子馬が母親から離れて一人で行動するまではしばらく時間がかかりますが、子馬は走るために生まれています。
ですが、
「人が速歩を求めるとき、なぜ馬は私たちの拳と戦うのでしょうか?」
「なぜ乗馬クラブの多くの馬が駈けるのに問題があると思うのでしょうか?」
放牧しているときは楽に楽しそうに走っている姿から分かるように、上手くいかない場合もほとんどがライダーが邪魔していることがほとんどです。
それに気づいて、実際に行動にまで落とし込めるかが重要ですが、騎乗しているとホントにこんな当たり前のことを忘れてしまい、なんで動いてくれないの!って思ってしまう。
とはいえ、人ですから忘れるのはしょうがないと思うので、騎乗前にこの音声コンテツを2倍速で聞いていただいて速攻脳裏に焼き付けてください。
②馬にハミ受けする方法を教えようとする
まずはハミ受けするためには馬のリラックスを手に入れなければいけません。
私も含め多くの人がやりがちですが、
馬に乗る際に、私たちが馬の耳の前にある体の10%に焦点を合わせるのはばかげています。
すなわち顎を引いている角度です。
馬の総体重のうち、馬の10%である先端を細かく管理する必要がなぜあるでしょうか?
いや、ないでしょう。
正確にはもっと他のことに意識を向けたほうが良いというのが結論です。
馬場競技で顎の引き具合で大枠の勝敗が決まっていると思いますか?
答えはノーです。
リラックスしていることを図る1つ指標にはなりますが、本質ではありません。
しかも、それは馬にとってそんな難しいコトでもありません。
馬、動物にとって、それはすべて、前から後ろへのバランスです。
馬は地球をしっかり踏み捕まえて動くことができていますか?
バランスは、駈歩でも馬がどれだけリラックスして落ち着くことができるかという点で最も重要な要素です。
基本的に競争するサラブレッドは犬のグレイハウンドのような身体で、より長いストライドをとる細長いストレートボディで走り、より多くの歩数を増やすのではなく、1歩1歩のストライドをさらに伸ばすことでレースに勝ちます。
ベルギーのドラフト種は、短い首と広い肩を備えたブルドーザーのように作られ、重い荷物を引っ張るように作られています。
その時に、馬はその動きにあった頭の位置を自分で保って運動しています。
ある程度のリラックスを保った中で。
このことは、馬の頭を配置するコトはあなたの責任ではないことを意味しています。
馬は生まれてからそれを自然とやっていて、それがどこにあるべきかを知っています。
馬は、リラックスした背中と後部からのプッシュが頭の位置を定義するものであって、人間の拳ではないことを理解しています。
正しい頭の位置は、放牧時や鞍の下での自由な動きの結果生まれるものです。
正しいハミ受けや頭の位置はバランスと信頼の賜物であり、攻撃的な拳との接触から得られるものではありません。
③本能によってあなたが騎乗してしまうコト
私たちは馬に圧力をかけるように教えなければならない・やらせなければならないと思いがちです。
馬たちは確かに発進や運動の継続・ハミ受けを自然には行いません。人間がする以上に。
そこがすべての支配的な馬との綱引きを生んでしまいます。
「なぜ私たちは手綱で戦って馬の顎をひかせるために、一般的に平和な動物をトレーニングするのでしょうか?」
「馬たちと戦うだけでなく、なぜ私たちは馬たちに戦いで負けるようにトレーニングをやりたがるのでしょうか?」
それは馬自身が体のコントロールをできない状況にしてしまい自信を打ち砕きます。
「誰がパワハラする人を、あなたの上司にしたいと思いますか?」
たぶん、馬も同じことを思うと思います。
ちょっと乗りたくなくなったかもしれませんが、乗馬クラブの馬たちやこの世に生まれたサラブレットたちは誰かが運動や世話をしていかないと、野生では生きていけません。
だから、乗馬をしている人たちは馬のためにも上手くなる必要があるんです。
頭の位置は馬からのメッセージだけです。
馬たちはただある瞬間に頭でバランスを取ります。
馬が頭を上げたときは不従順と思う代わりに、小さなメッセージや信号と考えてください。
丁寧に対応して、あなたが脅威ではないことを馬に知らせてください。
それでは良い一日を!
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