「三湾曲ってどうやってやりますか?」、「重要なポイントはなんですか?」と聞かれたときに、結構回答に困る運動課目が『3湾曲(蛇乗り)』だと思います。
理由はシンプルです。
なんとなく形にはなる点と2級馬場で点数比重が低いから、指導者が力を注がないので、受け手は深く知らないのが正直な理由です。
指導者も点数の稼ぎどころを知っていますから、2級を受かりたかったら駈歩と移行の回数の方が明らかに多いので、こっちに力を注ぎます。(3湾曲は湾曲を3つやって1つの項目なのです。)
割合でいったら、3湾曲以外の頻繁に行う運動に集中した方が、早く点数を上げられる可能性が高いのです。
だからといって『3湾曲』をほったらかしておくと、L1課目(A3課目の上)で駈歩で行う際にいずれ壁にぶち当たりますし、この記事で説明する内容で3湾曲を行えないと、そもそも移行で失敗のリスクが高まります。
よって点数が稼げないという事です。
3湾曲で内方姿勢の取り方やハーフホルト(半減却)をマスターすることで、もちろん駈歩成功率もアップしますので、A2課目や2級馬場で点数アップを目指す方は特に読んでいただきたいと思います。
2級馬場ライセンス合格率アップ必至!3湾曲(蛇乗り)のシンプルなやり方・ポイントを伝授!!
①3湾曲(蛇乗り)とは?
蛇の動きに似た図形で、方向の違う半円を続けて描く乗り方です。
特に半円が3つで構成された蛇乗りを三湾曲と言います。
円の描く個数によって『3湾曲』、『4湾曲』、『5湾曲』などがありますが、偶数回数の蛇乗りは蹄跡に戻る際に手前が変わります。
回転中は内方姿勢を馬に求めることと、図形の正確性が必要になります。
②3湾曲(蛇乗り)のシンプルなやり方
このセクションでは、上図のAからCまで三湾曲を行うときのシンプルなやり方を解説していきます。
【3湾曲のやり方】
1.AからFにかけて徐々に内方姿勢を深く取ります(この時の隅角は深く通過してしまうと(図形不良の)減点対象です。)
⇒内方手綱は馬の頸から離す様に軽く開き、その分馬が内に頸が向くように外方拳の薬指・中指の握りを緩めます(ゆずる)
2.F通過までに内方脚で馬体を圧迫し、馬体の屈曲も同時に促し内方姿勢を要求します。(1湾曲目の頂点(F通過時)では、内方姿勢が一番深く、馬場の蹄跡2~3歩以上踏まない方が図形がきれいになります。)
【参考記事】内方姿勢の取り方を習得できる記事です!!
内方姿勢を50文字以内で説明します。 その後ちょっと細かく解説!
3.頂点Fを過ぎたら外方拳を握り直して、馬の頸を回転に合わせて徐々に真っすぐにします。(内方拳を譲って真っすぐにすると、内方ハミが抜けやすく頭頚(馬の頭)の位置が変わる可能性を生みます。ですから必ず外方を握って真っすぐにした方が騎乗者のやることを減らせて効率的です。)
4.中央線を通過する際に一旦馬を真っすぐにし、一度ハーフホルト(半減却)を使って馬のバランスを軽く起こします。
次の2湾曲目に向けて姿勢を入れ替えやすくなり、再度1.~4.を行い2~3湾曲目を行っていきます。
再度、3湾曲目のCから蹄跡に出る際には、3湾曲目のC手前の偶角は浅く回って完了です。(偶角通過ではなく、3湾曲の図形を正しく描いているのをしっかりアピールするためです。)
【参考記事】ハーフホルト(半減却)とは、どんなにいいもの??と思う方はこちら!!
知らないと損⁉半減却(ハーフホルト)とは ~やり方や方法を解説~
③3湾曲(蛇乗り)のポイント
合格率アップ情報をお伝えしていきます。
【3湾曲のポイント】
1.運動のリズムを一定にする。
2.入りと出口の隅角通過は浅くするのがベター(蹄跡行進にもどったら偶角通過を深く)
3.直線運動時(中央線横断時)の馬は真っすぐに(スピードコントロールとバランスバックも必要)
4.できれば扶助の操作(脚・拳)を小さく使う
5.騎手は内方座骨にやや重心を乗せる
以上5点を注意することで、2級馬場ライセンスの合格率はアップします。
※少し内方のハミを引きすぎていますが、こんな感じです↓
まとめ
①3湾曲(蛇乗り)とは?
蛇の動きに似た図形で、方向の違う半円を続けて描く乗り方です。
特に半円が3つで構成された蛇乗りを三湾曲と言います。
②3湾曲(蛇乗り)のシンプルなやり方
1.AからFにかけて徐々に内方姿勢をとるために、内方手綱は馬の頸から離す様に軽く開き、その分馬が内に頸が向くように外方拳の薬指・中指の握りを緩めます(ゆずる)
2.F通過までに内方脚で馬体を圧迫し、馬体の屈曲も同時に促し内方姿勢を要求します。
3.頂点Fを過ぎたら外方拳を握り直して、馬の頸を回転に合わせて徐々に真っすぐにします。
4.中央線を通過する際に一旦馬を真っすぐにし、一度ハーフホルト(半減却)を使って馬のバランスを軽く起こします。
次の2湾曲目に向けて姿勢を入れ替えやすくなり、再度1.~4.を行い2~3湾曲目を行っていきます。
再度、3湾曲目のCから蹄跡に出る際には、3湾曲目のC手前の隅角を浅く回って完了です。(3湾曲をしっかりアピールして、正しい図形運動を表現しましょう)
③3湾曲(蛇乗り)のポイント
1.運動のリズムを一定にする。
2.入りと出口の隅角通過は浅くするのがベター(蹄跡行進にもどったら偶角通過を深く)
3.直線運動時(中央線横断時)の馬は真っすぐに(スピードコントロールとバランスバックも必要)
4.できれば扶助の操作(脚・拳)を小さく使う
5.騎手は内方座骨にやや重心を乗せる
以上が三湾曲(蛇乗り)のシンプルなやり方とポイントになります。
2級馬場ライセンス試験や馬場A2課目で合格率・点数アップを目指されている方は試す価値大のコンテンツとなっています。
また、実際に馬の調教の中でも馬のリラックスや反応を作っていくために、とても重要な運動の1つです。
3湾曲(常歩・速歩)をマスターすることができれば、A3課目(馬場1級含む)やL1課目以上でも必ず活かせる内容(駈歩で3湾曲をしその間でシンプルチェンジするなど)でとても価値があります。
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