馬はとても穏やかでやさしい性格なのは一般的にも言われることですが、体が大きな動物であることは忘れてはいけません。
私も10年のうちに、「足を踏まれる」、「蹴られる」、「落馬する」など数え切れないほどの事故を発生させてしまいました。
もちろん自分がケガをしたものもあれば、お客さんに経験させてしまったこともありました。
そんなさまざまな経験から、馬とふれあう上でどんなことに注意すれば安全にかつ楽しく馬といっしょにいられるのかを肌で実際に感じたことと、実際どんな点に注意して馬にふれあえばお互い安心していられるかをお話しさせていただきたいと思います。
過去の記事では馬の気持ちや習性から危険を察知するための方法も解説していますので、こちらも同時に読んでいただけると理解しやすいと思いますので、載せておきます!
参考記事は☟こちら
馬の気持ちを理解する騎乗時の方法とは? ~危機管理と馬の7つのサイン~
馬はどんな動物なのか理解してもらえると
うれしいぜ!!
もちろん馬は、犬や猫とは動きも性格も違います。
同じような感覚で接していると理解できないことや、誤解を生むこともありますので
ぜひ『馬』とはどんな動物なのか知っていただけると、
今後のイメージや付き合い方も変わると思います。
怖がる必要はなく、まずは知ってあげることから始めていただけたらと思います!
①馬は人の足をを踏んでしまうことがあります。
馬の横にいるときは、自分に近い馬の肩の動きに注意をしてみてください。
なぜなら、足が動く前に馬は肩が動くからです。
無意識にですが、馬の経験が豊富な人はやや内またで歩く傾向が強くなります。
内またで歩いていれば少なくとも、つま先が馬の脚の下に入ってしまう可能性が抜群に低くなるからです!
シンプルな回避方法
馬の脚の下にあなたの足を置かない歩き方や立ち方をしましょう!
②馬は蹴ることがあります。
馬は蹴ると聞いたことがあるかと思いますが、多くの場合は人間に対してではなく他の馬を蹴ろうとして、人がたまたまマズイ所にいたパターンが多いです!
(馬の真後ろはたいてい危ないので、真後ろにいくのは基本的にNGです。)
ですから、馬同士の位置関係をよく観察し、自分のポジションを適切に判断できるようになりましょう。
常習的に蹴る馬は、専門の方に相談し助けてもらうべきです。
むやみに叱ると逆効果ですし、取り返しのつかない状態になりかねません。
シンプルな回避方法
注意を怠らずに、大丈夫だろうという思い込みをやめて、馬の足が届く範囲にいないようにしましょう。
③馬は噛むことがあります。
馬が噛みつくときは、身の危険を感じた場合や不快に思う何かをあなたがしていまい、馬が発したわずかな警告に気づいていない場合です。
手で直接おやつをあげるのは止めて、馬装(鞍などの道具をつける)やグルーミング(手入れ)は馬が納得して受け入れられる方法で行い、噛まれそうなシーンでは手を出さないようすることも、馬を扱う人間の基本です。
馬は基本的に温厚な生き物ですが、もし近づくときは頭ではなく馬の肩に近づいた方がお互い安全にふれあうことができます。
馬房の扉越しに咬みに来る馬もいますが、撫でようとして馬のプライベートスペースに侵入してはいけません。
人間もプライベートや自分の部屋に踏み入れてほしくない時があると思いますが、馬もいっしょですので馬のスペースを尊重して、放っておくことも愛のある行動です。
間違ってもこの馬は危ない馬だというレッテルを貼らないようにしてください。
馬はとても繊細な動物であることも知っていただけるとうれしいです!
シンプルな回避方法
馬の歯の届くところにボーッと侵入しないことが大切です。
④馬は大きいので、人を押し倒してしまうこともあります。
馬同士は他の馬に遠慮せずに向かっていくことはありますが、実は群れのリーダーに向かっていくことはありません。
馬とふれあう時には、あなたも群れのリーダーにならないといけません。
態度も自信がある様に見せて、すぐ言いなりになる甘い存在に見せてはいけないのです。(常に怒っていろという話ではありません。)
例えば、曳き馬ではどこまであなたに近づくことを馬に許すのか、その境界線を徹底しないと実は騎乗しているときよりも大切なのは容易に想像できるかと思います。
シンプルな回避方法
アウェアネス(気づき・意識)を磨いて、騎乗していないときでも影響力を発揮しましょう。馬の行動や態度から言葉を読み取るセンスを磨きましょう。
⑤馬の上にいると落馬することもあります。
地球には重力があるので、乗馬をしていれば落馬の経験をする可能性が少なからずあります。
あらゆる方法でその可能性を大きくも小さくもできます。
とても当たり前な方法でも、乗馬をしている最中には忘れてしまいがちです。
その一つとして、バランスのとれた良いシート(騎座)を身につけることでケガのリスクを大幅に減らせます。
しかも、良いシートを身につけるための時間は決してムダになりません。
逆に、自分の手におえない馬に騎乗したり、馬に過大な要求をすると落馬の可能性は高まってしまいます。
シンプルな回避方法
馬上に留まる術を磨くことで落馬のリスクを軽減しましょう。
参考動画(踵を下げて良いシートを手に入れる)
まとめ
②馬は噛むことやがあります。
③馬は蹴ることがあります。
④馬は大きいので、人を押し倒してしまうこともあります。
⑤馬の上にいると落馬することもあります。
今回は『馬とふれあう時のありがちなケガとその回避方法とは? ~馬を触るなら必読~』というテーマでお話しさせていただきました。
乗馬・馬にふれあうというのは、大動物である認識を必ず人間が持っていないといけません。
ただ甘やかすのではなく、信頼関係を構築してお互い意思を伝えあえるような関係になる必要がありますし、
そこに『馬』・『乗馬』の魅力を感じ世界の人々を虜にするスポーツになっているのだと思います。
昔から人と馬はともに暮らしていたわけですから、決して怖がる必要もなく、今は『馬』のことで理解できない部分があったとしても徐々に分かりあうことは必ずできるはずです。
今回の記事ではみなさんを怖がらせたかったのではなく、「知らないコト」の恐怖を払拭したかったのでお話しさせていただきました。
相手のコトを『強い部分』も『弱い部分』も知っていれば、分かり合える可能性は格段に上がるはずですので、ぜひ今後のみなさんの役に立つ記事になればうれしいです!!
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