馬にスタミナ・持久力がある理由とは? ~呼吸法の秘密~

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馬にスタミナ・持久力がある理由とは? ~呼吸法の秘密~

人は目的に応じて、さまざまなテクノロジーを開発し続けています。

車がない時代には馬を使って移動していましたが、過去300年もの間にその馬も2000m~3000mをの距離を少しでも速く走れるように品種改良を繰り返してきました。

その珠玉ともいえるのが『サラブレッド』です。

実際サラブレッドは他の品種と異なり、走ることに特化した体型・生理機能・気質さえも獲得でき、人類が生み出した走る芸術品ともいわれる由縁です。

そんな走ることに特化した馬ですが、スピードもさることながら他の動物にはない豊富な持久力の秘密を解説していきたいと思います!

乗馬・競馬に関わらず馬好きなら知っていて損はない知識ですので、ぜひ最後まで読んでいただけたらと思います!!

馬にスタミナ・持久力がある理由とは? ~呼吸法の秘密~


 

①人類に大きな影響を与えた動物

人と馬の特別な関係は、今からおよそ5000年前と言われている馬の家畜化と共に始まりました。

馬の家畜化は主要家畜(ウシ、ヤギ、ヒツジなど)の中では最も遅かったのですが、人間の歴史に及ぼした影響という点では、他の動物をはるかに凌ぐものでした。

馬が家畜化されると、その力とスピードで国家興亡の鍵を握る存在となりました。

冒頭にも書きましたが、馬は早く移動するために改良を繰り返されてきました。

そうした人為的な変容は動物進化の歴史という視点に立つと、家畜化される以前の馬がもともと持っていた能力を微調整したものに過ぎないと言えます。

とはいえ、馬は家畜として飼われてきた期間をはるかに超える年月を、草原のランナーとして進化してきました。

その草原のランナーとしての秘密が『馬独自の呼吸法』にあるので、このあとご紹介していきます。


 

②ウマの通常の呼吸方法

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馬は通常時は他の動物たちと同様の呼吸法を行っています。

筋肉(呼吸筋)を伸縮させることで肋骨を広げ、同時に横隔膜を腹の方向に引き下げて息を吸い込みます。

息を吐くときには、逆に肺を筋肉の力で押し縮めて肺から空気を追い出します。

馬も立っているときや歩いているときには、基本的には他の動物たちと同じ方法で呼吸しています。


 

③走行中のウマの呼吸方法(内臓ピストン)

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走行中の馬は、その呼吸筋の役割を内臓が行います。

馬の胃腸や肝臓などの腹部の臓器は体重の約30%を占めていますが、馬が走っているときには、これらの内臓が腹の中でピストンの様に自由に動きます。

ですから、4肢で地面を蹴り出した馬体に加速がついた時には、慣性のため(馬は前にいき、内臓はその場に残ろうとする)内臓は横隔膜と共に後方に移動し、胸腔が広がります。この結果、空気は鼻から肺に吸い込まれます。

逆に、前肢が着地するとその摩擦で馬体にブレーキがかかり、結果的に内臓は慣性のため(馬の動きは一瞬止まるが、内臓は前に動きつづける)前方に移動し肺から空気を押し出します。

この走行中馬の呼吸法を『内臓ピストン』とも言います。

余談ですが、蹄はポンプの役割をして血液を体全体に循環しています。

※馬の蹄の「蹄機作用」についてはコチラ☟

www.wagian.work


 

④呼吸法の違いにより、抜群の持久力を手に入れた。

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・ウマの通常の呼吸方法

馬は通常時は他の動物たちと同様の呼吸法。

・ウマの走行中の呼吸方法

内臓ピストンの呼吸法

これら2つの呼吸方法を馬は使い分けていることはご理解いただけたかと思います。

走行中の馬はこのような呼吸方法で呼吸しているため、1完歩(4肢のどれかが着地してから、次にその肢が着地するまで)に1呼吸という制約があります。

馬は走っているときの呼吸方法は一見不自由そうに見えますが、呼吸筋を使わなくても大量の酸素を取り込め、呼吸筋を使っていないためエネルギー消費の少ないエコな呼吸法で効率的に長距離を走ることができるわけです。

今回のテーマは『馬にスタミナ・持久力がある理由とは? ~呼吸法の秘密~』でお話しさせていただきました。

馬に長い距離を走らせたらかわいそうに思うかもしれませんが、彼らの体のしくみは進化の過程で獲得した能力で、人間には想像しにくいほどの機能を持っています。

馬は長く、速く走ることが得意な生き物で、うれしくても怖くても感情を表現するときには走ります。

そんな馬の個性や本質的な能力を上手に引き出しながら、現在も引き続きヒトと馬の関係を途絶えさせないようにしていきたいです。

引き出すで思い出しましたが、2019年9月28日ラグビーワールドカップで日本が世界ランク2位のアイルランドに歴史的勝利を収めました。

私もテレビで見ていましたが、しびれて涙が目に溜まりました。

その日本のヘッドコーチのジェイミー・ジョセフ氏の選手たちを引き出す、ジェイミー流ラグビーのチャレンジの結果が実ってホントに感動してしまいました。

その彼の言葉で、私wagianも共感しているものがあります。

「試合でリーダーシップを取るのはコーチではなく選手だ。自分の考えで判断しなければならない。」

ラグビーのヘッドコーチは試合中グランドに入れずスタンドでの観戦になるので、余計にこの言葉の重要性が増します。

しかし、選手教育や学校教育の中でもとても重要で、いくら先生やインストラクターが知識を伝達したり、指示を出しても、実際に行動するのも選手・生徒本人です。

ですから、選手や子供たちにどんな事を言うかよりも、自主的に考え行動するマインドと習慣を植え付けさせることが教育だと思っているので、ジェイミー論にはとても共感しています。(もともとは学校教員志望だったので!今は営業マンで、生きているうちにやりたいことがありすぎて早くいろんな経験を積みたいですね。)

乗馬の競技も、馬に一番近いのはライダー(選手)なので、そのライダーが積極的に自分の考えを出せて、正しい判断で馬に接することができるようになっていってほしいと思っています。

最後まで読んでいただきありがとうございました!!

wagian


 

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