馬の気持ちを理解する騎乗時の方法とは? ~危機管理と馬の7つのサイン~

馬の気持ちを理解する騎乗時の方法とは? ~危機管理と馬の7つのサイン~

馬は大動物ですが、大人しく・やさいしいというステキな特徴があります。
しかし、その反面『怖がり』な一面を持っているために、何かあって驚くと草食動物特有の『逃走本能』が働き走ってその場から逃げようとしてしまいます。
体の大きな動物にも関わらず、普段は大人しいのでとてもふれあいやすいのですが、イレギュラーなことが起こり驚いてしまうと逆に体が大きい為対処に苦労する場面もあります。
もし、もうすでに馬に乗っている・良く触れあっているという方は経験されているのではないでしょうか?

その様な驚いてしまった馬に苦労した経験をお持ちの方や、これから馬に触れあいたい・馬の知識を増やしたいという方に向けたコンテンツとなっています。
今回の記事を読むことで次のようなことが分かります!
ぜひ、最後まで読んでいただけたらと思います!!

馬の気持ちを理解する危機管理について

馬とふれあっていると危険なアクシデントが起こることもあります。(犬でも猫でも動物全般にいえることですが。)
そこで、上級者と初心者の違いは危機的な状況の対処の仕方や察知する能力あります。
一般的な上級者の方は素早く反応できるため、ごく小さなアクシデントに対応すれば事足りてしまいます。
その場面や状況にもよりますが、走られても2~3mで止められると思います。
馬の変化に気づくことが早く行えれば、走り出す馬の対処は簡単になりますので、次のセクションでは『馬が驚くであろう』その変化のサインについてご紹介していきます。

馬の気持ちを理解するための『馬のサイン』とは? ~7つのサイン~

危機管理のベストな対処方法は先にもお話した様に、状況が悪化する前に対処することです。
ここでは、どんなサインが馬から送られるのかを見ていきます。

1.リズム変化

騎乗時に馬の動くリズムが正整さを欠いてきたら、何かがおかしいということです。
馬に乗っているときの情報ではとても重要な変化ですが、ある程度騎乗に慣れてこない難しい部分でもあります。
ですが、騎乗時には積極的にリズムに意識を向けて乗ることで、早く感覚を得られます。
筋トレも鍛えたい部分を意識すること(触ってその筋肉を使う感覚を確かめるなど)で効果が圧倒的にあがります。
『意識すること』は効果を上げるためには、コストもかからない、実行するだけの最強の手段です。

2.耳の向き・形

馬の耳は注意を向けている方向に向いています。
ですから、その方向に何か気になっているものがあるという事なので、乗り手もその先なにがあるのかを把握しておけるとベストです。
また、耳を伏せる・絞る動作は怒っていたり緊張の表れなので、驚きやすかったり他のイレギュラーな動きを馬が行う可能性が高まります。
対応としては、気になっている方向から少し顔の向きを少しだけ(左右どちらかに5㎝首を曲げるなど)そらしてあげることや、脚やハミに対しての緊張であれば使うのを一時的に止めることで、緊張をといてリラックスさせましょう。

参考記事

馬の気持ちを理解するための、誰でもわかる簡単な方法とは?

3.頭の位置

頭の位置(高さや向き)も分かりやすい重要なサインです。
例えば、頭が横を向いていたり、頭の高さが高いというのは何かに気を取られ、逃げようかどうしようか考えている可能性があります。(違う要因のときもありますが。)
手綱で無理やり真っすぐにしたり、ハミを使って強引に頭を下げようとするとかえって逆効果なので、内方姿勢を要求してりリラックスさせましょう。

参考記事

内方姿勢を50文字以内で説明します。 その後ちょっと細かく解説!

ヤギも何か危険を察知すると頭を高くします。

4.背中の緊張

馬の背中が緊張している場合は気持ちも同じです。
この感覚も馬に乗っているときの重要な情報で、慣れの部分でもあります。
ですが、騎乗時には馬の背中の感覚に意識を向けて乗ることで、早く感覚を得られます。
自分の臀部から馬の背中の変化を察知するように意識する習慣をつけていきましょう。

5.他馬の存在

部班でレッスンをされる方やクラブ内の他の馬場に馬がいることもあります。
部班なら前後の馬、その他の馬場の馬などの興奮してくれば、騎乗しているみなさんの馬も間違いなく気づきます。
ですから、乗り手も気づかなければなりませんので、気づいた場合は少し距離をとる・咄嗟の動きのために体を反応させる準備をすることが必要です。

6.群れの反応

グループの馬が走り出したら、自分の騎乗馬もつられて走り出す可能性があります。(気にしない馬もいますが。)
最初の一歩動き出す前に馬の動きを捕まえます。
やり方としては、上半身を真っすぐ起こして、目線をまっすぐ前をみたまま、両方の脚をしずかにくっつけておきます。
両脚を静かにくっつけることなく、手綱だけを思いっきり引っ張ることだけは絶対にNGです。
どんなに止まってほしくても、馬は走っていきます。(競馬の馬が『かかる』原理です。競馬のジョッキーは鐙が短い為、脚を静かに馬体にくっつけることができませんので、ジョッキーの様なモンキー乗りでコントロールするにはバランスと絶妙な拳の感覚が必要です。あの方々は相当上手で大きなミスはほぼしないので、競馬でジョッキーをディスるのはナンセンスです。)

7.外的要因

馬はどういうモノを怖がるか知っておく必要があります。
スーパーのビニール袋や鳥が急に羽ばたくなど、イレギュラーな動きをするものを特に嫌います。
馬場の表記や障害の物見障害(あざやかな色やユニークな形の障害物)に慣らす場合は、輪乗りをしながら徐々に近づくと効果的で最初は真正面から突っ込まないようにしましょう。
馬が怖がるものを乗り手が知っていることによって、対処の早さは格段に向上します。

騎乗時の危機回避方法

馬の頸は両側を平行に走る2組の筋肉があり、馬が両側の筋肉を同時に緊張させると頸の力は最大になります。
この時両側の手綱を馬が最大の力で引っ張り返しやすくなります。
馬の頸をどちらか一方に曲げてあげれば(必要な角度だけ)、そちら側の筋肉をリラックスします。
そうすると魔法のように馬の頸の力は半分になります。
馬の口が強かったり、止めにくい場合にはこのテクニックを使えば解決できます。
または、後躯の力もこのテクニックを当てはめれば、弱める事ができるので止めやすくなります。
馬が走ってしまったときに巻き乗りしたり、輪乗りを小さくいていくというのも、後肢どおしがクロスして邪魔するので馬の動きを弱めてブレーキしやすくする効果があるのです。

まとめ

①馬の気持ちを理解する危機管理について
上級者と初心者の違いは危機的な状況の対処の仕方や察知する能力あります。
一般的な上級者の方は素早く反応できるため、ごく小さなアクシデントに対応すれば事足りてしまいます。

②馬の気持ちを理解するための『馬のサイン』とは

⑴リズム変化
⑵耳の向き・形
⑶頭の位置
⑷背中の緊張
⑸他馬の存在
⑹群れの反応
⑺外的要因

③騎乗時の危機回避方法
馬の頸をどちらか一方に曲げてあげれば(必要な角度だけ)、そちら側の筋肉をリラックスします。
そうすると魔法のように馬の頸の力は半分になります。

馬も動物ですから、乗り手の意図しない行動を当然とることもあります。
ですが、別に怖がる必要もなくその変化に早く気づけるようになったり、対処法や原理を理解しておくことで、みなさんも自信をもって騎乗する事ができます。
ぜひ、今回の内容を繰り返し読んでいただき習得し、楽しく・余裕をもった騎乗技術になることを祈っております♪

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