肩を内へ(肩内)の見やすい・分かりやすいやり方 ~2蹄跡運動を理解しよう~

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肩を内へのやり方

人に体の歪みがあるように、馬にも体の歪みが存在します。

歪みも生まれつき持ったものや、日常的に身についてしまったものもあります。

騎乗するときに、馬の歪みがあると、後駆(後肢)からのパワーを上手くハミに伝えることができずに、コントロールや馬のバランスを起こすことなど、多くのことに支障が出てしまいます。

その馬の歪みを整えるために有効な運動が、『肩を内へ』という運動です。2蹄跡運動とも言われ、馬のトレーニングや騎乗の中でとても重要な運動となります。

この記事では、『肩を内へ』の運動についてまたはそのやり方についてを解説していきます!

①肩を内へ(肩内)とは

イメージしやすいように、右手前(右周り)で蹄跡運動していると過程します。(③の動画1分のところを見てください。)

右内方姿勢を取りながら、右内方脚を使って馬体を右に屈曲させます。

このときに馬の後肢はまっすぐにし、直進しながら右の肩をやや内側にいれます。(蹄跡から30°くらい)

この時、正面から見ると馬の右後肢と左前肢が重なり、肢が3本に見えます。

この馬の体勢を『肩を内へ』といいます。

それに似た運動で、少し角度を浅くさせ両前肢の間くらいに右後肢が見える様な体勢をとること『ショルダーフォア』と言います。

これらの運動を取り入れることにより、肩の動きを活発にしたり、可動域を広げたり、柔軟性を求めることが出来ます。

②肩を内へのやり方

  1. 『肩を内へ』を始める前に隅角通過または巻き乗りを行い、内方姿勢をとって準備する。
  2. 内方姿勢をとっている間は、内方脚と内方手綱を使って屈曲し、外方手綱に支点があるようにする。
  3. 騎手の上半身は馬の肩と平行に少し内方に向け、馬の内方姿勢を維持したまま直進する。(このときシートバランスはやや内方にのせる)
  4. 内方姿勢を維持し、『肩を内へ』の角度を内方脚と外方手綱で維持する。

やり方は以上ですが、馬によって脚・内方手綱の使う量や時間は異なるので、自分はこの強さでやるのがベストというのはなく、馬ごとに変えてあげることが重要です。

③目で見て肩内を理解しよう

 ↓開始1:00くらいからが分かりやすい右肩を内へ(右肩内)

youtu.be

まとめ

①肩を内へ(肩内)とは

馬の後肢はまっすぐにし、直進しながら右の肩をやや内側にいれます。(蹄跡から30°くらい)
この時、正面から見ると馬の右後肢と左前肢が重なり、肢が3本に見える状態。

②肩を内へのやり方

  1. 『肩を内へ』を始める前に隅角通過または巻き乗りを行い、内方姿勢をとって準備する。
  2. 内方姿勢をとっている間は、内方脚と内方手綱を使って屈曲し、外方手綱に支点があるようにする。
  3. 騎手の上半身は馬の肩と平行に少し内方に向け、馬の内方姿勢を維持したまま直進する。(このときシートバランスはやや内方にのせる)
  4. 内方姿勢を維持し、『肩を内へ』の角度を内方脚と外方手綱で維持する。

③目で見て肩内を理解しよう
⇒上の動画より参照。

なんとなく『肩を内へ』の良いイメージは持てたでしょうか?

騎手が馬の歪みを取り除けるまたは今よりも少し軽くして上げることができれば、健康で幸せな馬が増えるはずです。インストラクターや選手だけでなく、馬に乗る方全ての人がこの認識を持って乗ることができれば、今よりもはるかに短時間で世界中に幸せな馬が増えるはずです。

最後に記事下にお得な新着情報が届くLINE公式アカウント友達追加フォーム幸せな馬を増やそうプロジェクト馬に関する有益関連記事を載せてますので、ぜひチェックしていだけたらうれしいです♪

参考記事「内方姿勢」について

内方姿勢を50文字以内で説明します。 その後ちょっと細かく解説!

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