シンプルチェンジのやり方と最速習得のコツとは!? ~乗馬での移行の大切さ~

シンプルチェンジのやり方と最速習得のコツとは!? ~乗馬での移行の大切さ~

シンプルチェンジという言葉を聞いたことある方もいらっしゃると思います。

馬場のA3課目で行う項目で、A2課目でもそれに近い移行も経路内に存在します。

移行は馬術でとても重要であり、移行が上手な馬は競技の点数も抜群に良くなりますし、

駈歩発進や斜め横歩などその他の運動課目のやりやすさにも影響が出ます。

そんな重要な移行のお話しになりますので、ぜひ今回のコンテンツを読んでいただき、良いライダーへの階段を

登っていただけたらと思います。




①シンプルチェンジとは?

シンプルチェンジとは、駈歩の手前(走り方の歩法)を変える方法の1つです。

例えば、左手前駈歩⇒常歩⇒右手前駈歩のように、駈歩(走る)から1度常歩(歩く)を入れてから、異なる手前の駈歩を発進させることです。

ちなみに、フライングチェンジ(踏歩変換)という常歩を挟まずに、左手前駈歩からそのまま右手前駈歩へジャンプするように手前変換する方法もあります!

ますば、シンプルチェンジを正確に行えるようにならないと、正しいフライングチェンジはできないので、次のセクションではシンプルチェンジのやり方について解説していきます!

②シンプルチェンジのやり方

今回は左手前駈歩から右手前駈歩に変えるシンプルチェンジのやり方で解説していきます。(左手前駈歩で斜めに手前を変えるように斜線に入り、斜線中央X点で常歩を3~4歩入れて右手前駈歩で発進します。)

シンプルチェンジのやり方

1.斜めに手前を変える入口の偶角手前左内方姿勢をとり、ハーフホルトを使って馬のバランスを起こします。(馬の口が軽くなる感覚が拳に伝わるまでハーフホルトをする。)

※バランスバックに時間がかかる馬は早めにハーフホルトを行うなど馬の特徴に合わせて調整します。

※内方姿勢の取り方やハーフホルトのやり方がわからない方や自信がない方は、参考記事と参考動画を貼っておきますのでチェックしてみてください。

2.斜線に入ったら外方拳を軽く握り、馬をまっすぐにしていきますが、軽く左内方姿勢(ショルダーフォア程度)を維持してみてください。(左内方を維持した方が、馬が前に伸びていくのをカバーできるため)

※動画で肩内およびショルダーフォアのやり方を解説してます!

3.Xで常歩に移行する3メートル手前くらいから再度ハーフホルトを行い下方移行に備えましょう。

4.常歩に移行したら2歩で馬を真っ直ぐにし(両拳をそろえて、両脚で軽く挟んで真っ直ぐに)、3歩目で軽い右姿勢に入れ換えて(右内方脚でお腹を圧迫、頚の力が抜けないのなら右の内方拳を使って内へ向ける)4歩目で右手前駈歩の発進を要求します。

5.出口の偶角前に再度ハーフホルトを使って馬をバランスバックし、拳を譲って偶角に入れるようにし蹄跡にもどるのがセオリーです。

参考動画&記事


内方姿勢を50文字以内で説明します。 その後ちょっと細かく解説!

☝内方姿勢のとり方記事はコチラ

③シンプルチェンジ最速習得のコツ

連続で8の字を行い、8の字の真ん中で常歩を入れて駈歩発進または速歩でやっても良いです。

という方法は内方姿勢を自然に取っている状態で行えるので一般的

でよく行う練習です。

ですが、実際レッスン中に練習しようと思っても、参加者は同じ内容を行わなければならないので、物理的に不可能です。(それに特化しているレッスンなら別ですが。)

ですから、ここでは部班のレッスン中にできる方法をお教えしたいと思います!

部班でレッスンをやっている場合、サークルまたは内ラチのない角馬場でやっていると思います。

どちらの場合でも馬間距離(前の馬との距離)を取らないといけませんが、あなたが騎乗している馬をとてつもなくゆっくり歩かせたり、ゆっくり走らせることができれば十分に距離を取ることができます。

レッスンの中で駈歩を継続したい!速歩を継続したい!という目標があるかと思いますが、先ほどのコントロールと合体させちゃいます!

先ほどの目標をゆっくりな駈歩を継続する!ゆっくりな速歩を継続する!に変えてしまいます。

そうすると何が起こるかというと、速歩や駈歩をゆっくりにするためにブレーキを求めたり、継続するために脚を使ったりします。

その結果あなたはシンプルチェンジでたくさん登場した半減却(ハーフホルト)をたくさん練習することになるのです。

ゆっくりな駈歩や速歩を継続するのが困難であれば常歩まで落としてすぐ脚を使って発進させるのもとても効果的な練習方法です。

馬間距離が開きすぎてしまったら、脚で歩度を伸ばして(歩幅を伸ばして)また前の馬に近づいたらゆっくり作戦をひたすら繰り返しましょう!

いつのまにかハーフホルトが身に付き、馬間距離が取れて長く運動がてきて、歩度を伸ばしてから詰めるコントロールが身に付き、結果シンプルチェンジの練習ができてしまう一石四鳥くらいの価値ある自習ですので、みなさんにお伝えさせていただきます!

今回は『シンプルチェンジについて』お話しさせていただきました。

何となく知ってるよ!って思った方も恐らくレッスン中にそんな意識してやっていない方も多いとおもいます。

知らなくてやってないことよりも、知ってるけどできてないことの方が実は改善に時間と超絶な有意識が必要になりますので、これを機に意識を高めて行っていただければ、このブログ記事の価値も高まります。

私わぎも喜ぶので、次のコンテンツに全力を注いでもっと有益なコンテンツが増えますので、お互いwinwinになれるようにぜひあなたのステキな一歩を願っております!

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最後まで読んでいただきありがとうございました!!

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